2年目左腕が大きく羽ばたいた。4月はなかなか勝ち星に恵まれず、1勝止まり。しかし、5月に入ると26回連続無失点を記録し、無傷の4連勝で防御率は0.33、初の月間MVPに選ばれた。防御率セ・リーグ1位、好調DeNA投手陣を支える頼もしき若きサウスポーの声を聞こう。 取材・構成=滝川和臣、写真=阿部卓功(インタビュー)、BBM 月間MVP受賞、5月好調の要因は?
──月間MVPおめでとうございます。
石田 ありがとうございます!素直にうれしいです。でも、選んでいただいたからといって何かが変わるわけでもないですし、自分のやり方は変わりません。
──5月は破竹の4連勝、その間26イニング無失点。自分のピッチングをどう振り返りますか。
石田 テンポもよく、自分の思ったところにボールを操れていたからこその結果だと思います。腕をしっかり振って投げれば、いけるだろうという感覚はありました。
──6月1日の
西武戦(西武プリンス)では、同じ左腕の
菊池雄星投手と投げ合い敗れました(プロ初の満塁弾を浴びるなど、6回5失点で黒星)。
石田 いや~、菊池雄星さんはすごかったです。迫力あり過ぎて。僕とはタイプが違いますが、同じ左腕としてあのスピードはあこがれます。体の大きさもそうですけど、一緒に投げていて、何から何まで違うと感じました。
──とはいえ、石田投手も5月に入って上り調子。何が変わったのでしょうか。
石田 4月は6回、7回で踏ん張り切れずに打たれて、勝てる試合を落としたことがありました。それをきっかけに・・・
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