広島は開幕2戦目の3月26日、DeNA戦(マツダ広島)で今季初白星を挙げた。立役者となったのは投打の柱となるベテラン。今シーズン中に節目の大記録の達成が見込まれる2人が、最良の結果でシーズンをスタートさせた。 取材=菊池仁志、写真=湯浅芳昭 
シーズン初登板で白星を挙げた黒田。日米通算200勝に残り6勝に迫った
98球に込めた闘魂
プロ入りから20年目のシーズンを白星でスタートさせた。開幕2戦目の3月26日、DeNA戦(マツダ広島)に先発した
黒田博樹が7回9安打を浴びながら1失点の粘投。2回以降は毎回の走者を許したが、最少失点にとどめた。
「勝てばいいですし、結果が出たことを良しとしたい」
万全の状態には遠かった。オープン戦は3試合に投げて12回2/3で10失点(自責点8)。開幕前の調整登板となった3月20日の
ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では
柳田悠岐に本塁打を許すなど4回5失点、78球でマウンドを降りていた。「不安はあったと思う。シーズンに入るまでに球数も投げ切れていなかった」と
緒方孝市監督。右腕も「いいときに比べるとまだまだ」と語りながらも、円熟の投球術で乗り切った・・・
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