最強クラスのチーム布陣にあって、時に不安視されることもある鷹の捕手陣。ベテランを軸とした併用制の利点、そしてその先にある真の狙いを、若菜嘉晴氏が説き明かす。 経験あるベテラン軸にハイレベルな併用実現
今季は斐紹が開幕マスクをかぶりましたが、すぐに
高谷裕亮との併用となり、5月に入ると
鶴岡慎也が持ち味を発揮。6月下旬に高谷が左ヒザの故障で戦列を離れると、
細川亨が一軍に昇格し、現在では鶴岡と細川を軸とした併用制になっています。
鶴岡は
日本ハムで、細川も
西武で日本一になった経験豊富な捕手。高谷も含めた経験値の高さは層の厚さにつながっています。併用制といっても、高いレベルで拮抗した実力者による併用制であるため、疲労がたまる前にローテーションすることで常にフレッシュな状態を保つことができます。また、鶴岡は投手の長所を最大限に引き出す、細川は試合の流れを見ながら的確に相手の弱点を突いていく、というスタイルの違いもあるので、捕手の交代によって連戦の中で、または試合の中で流れを変えるための采配を振るうことができます。

鶴岡慎也
和田毅に聞いてみても・・・
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