この男のパワフルなバットがチームVに導いた。来日2年目でパ・リーグのホームランキングも獲得したブランドン・レアード。日本ハム4年ぶりVの立役者となった助っ人に、大逆転優勝の喜び、さらにはこの先の闘いへの決意を存分に語ってもらった。 通訳=水原一平(北海道日本ハムファイターズ)、取材・構成=松井進作、写真=小山真司、BBM 苦境を救ってくれた指揮官の言葉
──大逆転でのパ・リーグ制覇。来日2年目での優勝の味はいかがでしたか。
レアード 最高の気分だよ。2014年のオフに日本に来ることが正式に決まってからずっと優勝したいと思っていたし、こうして現実のものになって私の野球人生においても一生忘れられない思い出になったね。
──ビールかけも初体験?
レアード もちろんさ、とてもエキサイティングだった。ただ、10分くらいで終わるかなと思っていたんだけど、意外に長くてびっくりしたよ(笑)。1時間近くはやっていたんじゃないかな。でも、チームメートや裏方さんのはじける笑顔を見ていて、こっちもまたハッピーな気持ちになれたし、ビールかけって良いもんだなと思ったよ。また、ぜひやりたいね。

野球人生初の体験となったビールかけ。栗山英樹監督[写真左]やチームメートたちと喜びを爆発させた
──シーズン終盤まで
ソフトバンクとの壮絶なマッチレースが続いていましたが、9月28日の
西武戦[西武プリンス]でついにゴールテープを切りました。さらに優勝を決めたのはレアード選手のホームランでした。

9月28日の西武戦[西武プリンス]で菊池雄星から4回に優勝を決める特大ソロ。頼れる助っ人がここぞの場面で存在感を示した
レアード ああいうしびれる試合でホームランを打てたことは誇りに思うけど、何よりもそれがチームの勝利、チームの優勝に結びついてくれたことがうれしかった。ただ、あの試合のMVPは間違いなく先発した(大谷)翔平さ。優勝が懸かった試合で1安打15奪三振で完封。本当にアメージングだったし、すごい選手だよ。
──サードで守っていても大谷選手は頼もしかったですか。
レアード 本当に心の底から・・・
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