取材・文=佐伯要、写真=大賀章好 神宮のマウンドを守る責任とプライド
東京六大学リーグでは、3人の右腕がスカウトの視線を集めている。
明大で1997年の
川上憲伸(
中日ほか)以来の投手兼主将を務める
柳裕也は、常時140キロ前後のキレのある直球、強いスピンがかかったカーブなど多彩な変化球を操り、投球回数を上回る三振を奪う。けん制や守備など投手としての総合力が高く、今季も4試合で防御率0.56と安定して試合を作っている。スカウトは「先発でも中継ぎでも起用できる」と上位候補に名が挙がるが、柳は「チームのためにやることが、自分のことにつながる」と、まずは、東京六大学のキャプテン背番号「10」の役割を果たすつもりだ。

やなぎ・ゆうや●1994年4月22日生まれ。宮崎県出身。180cm80kg。右投右打。横浜高では2年春夏、3年春に甲子園出場。明大では3年秋にベストナイン。リーグ戦通算42試合、14勝8敗、防御率2.04
慶大の加藤拓也は・・・
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