名言特集の最後のコーナーは、現役の選手たちとコーチの方々に、以前に指導をしていただいた名将たちからの、自分を奮い立たせてくれたひと言を聞いてみた。どれもこれも名言ばかりだ。 写真=BBM、AP
野村克也『まだ春なんだから焦るな!』
のむら・かつや●1935年6月29日生まれ。京都府出身。54年にテスト生として南海に入団。80年に引退。戦後初の三冠王。70〜77年まで南海で選手兼監督。90〜98年までヤクルト、99〜2001年まで阪神、06〜09年は楽天で監督を務めた。監督日本一3回。
中日・山崎武司 「おとっつぁん(
野村克也氏)にはいろんなことを言われたからね〜。『まだ春なんだから焦るな!』って言われたことが今でも頭に残ってるんだよ。『年寄りなんだから焦るな』っていうのも言われたな。楽天時代は出遅れることがよくあったから、そう言われて調子が良くなったことがあったんだよ。だからその言葉がすごく俺の中では印象に残ってるんだ。不思議とそう言ってもらうと調子が上がっていくんだよね。楽天を辞めるときは、『(現役続行か引退か)自分が決めろ!』って言われていろいろなアドバイス受けたけど、今回は『長い間ご苦労だったな』っていうひと言だったね。やっぱり自分で決めたことだから、それは分かってくれたんだと思う」
上田利治『みんなでやるのは練習じゃない。1人でやるのが練習だ』
うえだ・としはる●1937年1月18日生まれ。徳島県出身。59年に広島に入団。61年に現役引退しコーチに。74年に阪急の監督に就任し、78年まで指揮。81年に復帰し90年限りで退団。95年〜99年には日本ハムの監督も務めた。監督日本一3回。
阪神・水谷実雄コーチ 「上田さんの教えで心に残っているのは『みんなでやるのは練習じゃない。1人でやるのが練習だ』という言葉かな。入団当初からこの教訓を信じて、毎日、毎日バットを振ってきた。キャンプ、遠征地でもとにかく素振りを繰り返したよ。試合のない日でも休んだ記憶なんてないな。自分が指導者になった今も、選手が個別に練習する姿勢を大事にするようにしている。上田さんはとても厳しい方だったけど、個人的にはあまり怒られた記憶がない。中軸打者として信頼してもらっていた証しかもしれないけど、逆にしんどかった。チャンスで打てないときは、叱り飛ばされた方が楽だったよ。いつも迷惑をかけたくない一心で打席に入っていた。無言のプレッシャーが成績を残せた要因と、今は思っている」
権藤博『この世界はやるかやられるかの世界なのだから、思い切って投げろ』
ごんどう・ひろし●1938年12月2日生まれ。佐賀県出身。61年に中日に入団。1年目に35勝を挙げた。68年に現役引退後、中日、近鉄、ダイエー、横浜のコーチを経て98年に監督に就任し、即日本一。00年退任後、12年に中日にコーチ復帰。1年で退団した。監督日本一1回。
DeNA・三浦大輔 「『この世界はやるかやられるかの世界なのだから、思い切って投げろ』ということをいつも言われました・・・
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