1936年の大日本野球連盟名古屋協会(名古屋軍)創設から今季で80周年のシーズンを迎える中日ドラゴンズ。2月29日までキャンプを行っていた沖縄・北谷で、チームの初優勝を知るレジェンドと、現役監督に、受け継がれる歴史やチームカラー、そして今季の展望について語り合ってもらった。 若手のブレークに手応え
杉下 昨季は5位だったけれども、今季に向けた種まきはできたんじゃないかな。
谷繁 そうなってくれたことを祈っています。昨季はチームのことを考えつつ、何人かは次の年を意識しながら起用していました。彼らが今年、来年と力をつけてくれれば良いのですが。
杉下 去年は別だよ。投打にわたってもうひとつだったでしょ。そんな年はあまりないよ。
谷繁 現場は現在のメンバーで勝てるようにしていかないといけないですから。いまいる選手の中でどうやって勝っていくかをずっと考えていました。課題はいろいろありました。ポジションでいうと捕手。自分が抜けたあとをどうするかが固まらなかった。投手も何か一つずつが足りませんでした。先発ではもう1人、2人、コマが不足していましたし、先発が試合をつくっても後ろ(救援)がうまくつなげなかったり。
杉下 去年はとにかく最低だったね。そのどん底のところから若松(
駿太)のように芽を出してきた選手がいるし、そういう点では今季のほうが明るいと見ている。
谷繁 杉下さんが言われたように若松のような若い投手、野手がどれくらい力をつけて今シーズンに入ってくれるのか。そこは僕も楽しみにしています。
杉下 去年と今年のキャンプを比べて感じることなんだけど・・・
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