キャプテン・マークの歴史
解説=綱島理友 チームリーダーであるキャプテンがつけている「C」マーク。言うまでもないが、Captainの頭文字だ。
このキャプテン・マークが日本球界に最初に登場したのが2006年。当時ジャイアンツの
小久保裕紀選手がつけたのが第一号だ。ただしこの時のマークは「C」ではなく、ユニフォームのラインに似たオレンジ、黒、オレンジの長さ80ミりのパッチ。これをキャンプから装着していた。
「C」マークの第一号は、同じ年のカープ。こちらは新任の
マーティ・ブラウン監督が、チームリーダーとして野手は
前田智徳選手、投手は
黒田博樹投手を指名。分業キャプテン制をスタートさせ、監督の発案で3月にユニフォームの右袖に黄色の「C」マーク装着を発表した。「C」マークを現在主流の胸に装着した第一号は、やはり小久保裕紀選手で、こちらは復帰した古巣のホークスで、09年にキャプテンに就任。このとき左胸に「C」マークを装着している。
ちなみにアメリカでは、胸に付けた「C」マークをNHLスタイルCと呼ぶ。MLBでもつけている選手がいるが、アイスホッケーのNHLが先に制度化したスタイルだからだ。
2015“C”マーク・コレクション
※オリックス(糸井嘉男主将)はキャプテン・マークの使用未定。ソフトバンク、広島、中日、ヤクルトは主将制度なし 
読売ジャイアンツ/坂本勇人主将