交流戦での「打者・大谷翔平」の起用法が話題となっている。従来のDHに加え、パ主催であれ、登板試合でのDHなしも濃厚。ハイアベレージと長打力を兼ね備えた大谷のバットが、セ・パの勢力図を一気に塗り替えてしまう可能性もある。今回は野球解説者・立浪和義氏に連載コラムの特別版として、大谷のバッティングを分析してもらった。 ここでは“二刀流”大谷翔平選手(
日本ハム)のバッティングについて書いてみたいと思います。
投手としては、やや出遅れましたが、5月29日の試合では先発で勝利投手となり、DHを使わず、六番打者としても3安打。現在、打率.357、9本塁打、23打点と素晴らしい成績を残しています。昨年が打率.202、5本塁打、17打点ですから、アベレージ、長打力ともすさまじい成長です。特に規定打席の半分以下にもかかわらず、9本塁打まで積み上げているのはすごい。今回は、この長打力に注目してみます。

5月10日、東京ドームでの第6号。オリックスのディクソンからセンターにはじき返した130メートル弾だ。やや窮屈そうなスイングになっているが、逆にいえば、これでホームランにできる大谷選手のポテンシャルは素晴らしい
今年、大谷選手のホームランが増えているのは・・・
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