サウスポー不足に苦しむ広島に昨季入団し、1年目にさっそく最優秀防御率を獲得。今季も先発ローテーションの中心として、好調なチームを支えている。安定感抜群の助っ投クリス・ジョンソンに、自身の左腕哲学について聞いた。 取材・構成=吉見淳司、通訳=松長洋文、写真=湯浅芳昭 日米に見る左選手の違い
──日本では左投手は左打者に有利だという定説がありますが、アメリカでも同様でしょうか。
ジョンソン 数字的な部分はアメリカでも同じだよ。左対左だと打率は少し下がるね。そういったところでレフティー・スペシャリスト(ワンポイント)という役割もあるんだよ。
──ジョンソン選手も対左打者には好成績を残しています(対左被打率.178、対右被打率.214)。
ジョンソン 左バッターに対して被打率が低いというのはうれしいことだね。どうにか左バッターを抑えたいという気持ちは強い。僕は先発ピッチャーだから左バッターにも右バッターにも順番で当たっていくわけだけど、左バッターにはボールを動かしたり、内角を突いたりして具体的な意識を持って抑えることは考えているよ。
──左打者にはカットボールの割合が増え、カーブが減っていますが、その理由は。
ジョンソン バッターから少しでも・・・
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