秋田から世界舞台へ三浦和幸氏がライセンスS級取得

国際審判員の公認審判員証を手にする三浦氏は1973年生まれの42歳。野球のキャリアは中学までで、高校では陸上部に在籍した。白球から離れても、野球への情熱が衰えることはなかった/写真提供本人
アマチュア野球の審判員は昨今、「高齢化」と「人材確保」という問題を抱えている。この課題を解消すべく2008年6月、アマ4団体(日本野球連盟、全日本大学野球連盟、日本高等学校野球連盟、全日本軟式野球連盟)から推薦された委員による「審判制度研究会」が設置。この“改革”の2本柱が指導する側の「公認インストラクター制度」と、実際に試合でジャッジする「公認ライセンス制度」の導入であった。
資格はキャリアにより「1級」から「3級」に分類され、国際試合に立つための「S級」が存在する。14年10月、ライセンス制度の運用(15年4月)に先立ち、アマ4団体へ国際審判員の推薦を依頼。昨年12月12、13日に30人が参加しての初の講習会が実施され、筆記テストと実技評価を経た21人が、アマチュア野球公認の「国際審判員」として認定された(2月4日発表)。合格者には公認審判員証が渡されている。
今回の資格導入の趣旨の大前提として「全国の審判員の中から、技術と熱意を持った審判員が選抜される制度をつくる」こと。認定者21人の中で、その象徴とも言うべき“たたき上げ”が三浦和幸氏(42歳)だ・・・
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