
高校時代もドラフト上位候補に挙がったが、プロ志望届を提出せずに社会人を選択。アマ最高峰の厳しい世界でプレーした3年間は財産だ
巨人・田口、楽天・松井同世代への熱きライバル心
ダルビッシュ有(現レンジャーズ)が高校生離れしたスライダーを、ツイッター上で話題にした2013年夏の甲子園から3年が経過。
山岡泰輔がいよいよ、プロのスタートラインに立った。ドラフト会議では12球団の先陣を切って、
オリックスから「いの一番」で1位指名を受けた。
「食堂でみんなと(中継を)見ていて、びっくりすると同時に不安と緊張が一気に解けました」
ドラフト直前、最後のアピールの場となった10月3日に行われた
横浜DeNAベイスターズとの練習試合[横浜]では10球団のスカウトが見守る中、3回11安打5失点とプロの一軍を相手に失点を重ねた。ロペス、
筒香嘉智をはじめとするDeNA打線はクライマックスシリーズを控え“仕上がった”状態だけに山岡の評価が崩れることはなかったものの「本当に指名されるのか……」という気持ちはどこかにあった。それだけに「高く評価していただきすごくうれしいですし、自分の中でも自信になりました」という言葉は正直な気持ちだろう。
中野東小2年でソフトボールを始め、瀬野川中では軟式野球部に所属。瀬戸内高では1年秋からエースとなった。その名が全国に知れわたったのが3年の夏だ・・・
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