メジャー15年目となったイチローは4番目の外野手としてマーリンズに移籍した。難しい役割の中で、常に同じ気持ちで試合に臨み史上30人目のメジャー通算3000安打を達成した。 4番目外野手と代打の役割をこなしながら

メジャー3球団目のマーリンズではバットをメジャーでは初めて白くするなど、心機一転で臨んだ
ヤンキースからFAとなり、マーリンズと契約も内容は、200万ドルと破格の安さだった。だが東京で行われた入団会見には球団首脳陣が集まった。
「球団からの熱意が伝わってきて、それに応えたいという思いです。選手として必要としてもらえることが大切なことで、原動力になります」 一選手のために、球団首脳陣が入団会見でほかの国まで出向くことは希。球団のリスペクトは高さがイチローの心を揺さぶった。だがマーリンズで置かれた立場は厳しいものだった。
「4番目の外野手であることは想定内。特にアメリカで40(歳)を超えた野手にポジションを与えることはないですから」 ほとんどが代打出場。その厳しいルーティンの中で、5月22日には伝説の打者、ベーブ・ルースが持つメジャー通算2874安打に並んだ・・・
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