まさに息を吹き返した1勝だったといえる。先週、独走を続けていた
広島の勢いにかげりが見えてきていた。8月5日からマツダ広島で行われた2位・
巨人との首位攻防戦で連敗を喫して、ゲーム差が4.5まで縮まってしまった。しかし、3戦目(7日)、1点ビハインドの9回二死から
菊池涼介の一発で追いつき、最後は二死一塁から
新井貴浩がサヨナラ打。まさに“神ってる”勝利で連敗も4で止めた。
それまでは“神って”なかった。2戦目(6日)の6回裏には2対3と1点ビハインドで一死満塁のチャンスだったが、
會澤翼が遊ゴロ併殺打。
戸根千明の内角スライダーに詰まらされ、注文どおりの結果となってしまった。初回も2点を先制した後、さらに二死一、三塁とチャンスは続いたが一走の鈴木が盗塁を試みて二塁憤死。あと一押しすることができなかった。打線の復調が底の状態から脱する条件となっていたが、劇的な勝利で勢いがつくのは間違いない。

新井[右]のサヨナラ打で連敗を止めた広島。再び勢いに乗ることができるか/写真=前島進
ただ、これまでも実際のところ・・・
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