6年目の今季、その存在はより極まった。打線をけん引する力強さは、他を寄せ付けない数字にも顕著。勝利へのひたむきさが進化を支え、新たな歴史を刻んだ。 文=只松憲(日刊スポーツ) 写真=佐藤真一 
シーズンを通して豪快な打撃で圧倒的存在感を放った佐藤輝
純粋な向上心
佐藤輝明は後世に語り継がれる主砲になった。2023年、25年、そして26年と、直近4年で3度のリーグ優勝に大きく貢献。
阪神の黄金時代は佐藤輝なくして語れない。甲子園のお膝元である兵庫県西宮市で生まれ育った怪物スラッガーは、心身ともに強かった。
思い返せば、今年の契約更改会見を行ったのは、沖縄・宜野座での春季キャンプイン前日の1月31日だった。かねてからの夢だったメジャー挑戦への道を最後まで模索した。海外フリーエージェント(FA)権以外にメジャー挑戦できるポスティングシステムを容認するかどうかは球団側の権利。最終的に出した結論は「タイガースの一員として頑張っていき
たい」だった。
夢は持ち越された。6年目も阪神の背番号「8」を身にまとった。それでも佐藤輝に迷いはなかった。表情に笑みがあった事実が・・・
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