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2026ドラフト特集 「10.22」を待つ男たち

【2026ドラフト番付】4年連続ドラ1なるか!? 青学大バッテリーが主役 高校生では投打二刀流の菰田陽生に注目

 

2026年ドラフトの「超目玉」は横浜高の157キロ右腕・織田翔希だ。早くからメジャーも注目する逸材。10月11日からNPB球団との面談を経て15日に会見を開く予定となっている。18歳の行く末が、ドラフト戦線を左右する。つまり、番付上位にも変動が出るのだ。
※横浜高・織田翔希投手は10月15日に記者会見を行い、メジャー挑戦の意向を表明しました。

■2026ドラフト番付[決定版] ※△は投手は左投げ、野手は左打ち


「強行指名」はあるのか!?


 東の横綱。つまり、今年のNo.1評価は横浜高・織田翔希で揺るがない。本来であれば、スカウト会議を経て事前公表が出てもおかしくないタイミングであるが、動けない事情がある。織田が態度を表明していないからだ。昨年来、メジャーの複数球団が視察に積極的で、ある球界関係者に言わせれば「海外の有力選手の中でも5本の指に入る、と。そんな逸材をMLBが放っておくわけがない」と明かす。織田にとっては、NPBドラフトであればすべては「運」に任せるしかない一方で、MLBは条件提示によって、球団を選択できるメリットがある。また、日本は契約金に上限があるのに対して、MLBの金額は破格とされる。

 10月15日、横浜高で開かれる記者会見の項目には、同校ホームページによれば「硬式野球部 織田翔希の進路に関する会見について」と記載されていた。内容は明らかになっていないが、二者択一を公言する場であると予想される。つまり、NPBとMLBのどちらを志望するのか。MLBへの挑戦を明らかにした場合、ドラフト戦線に大きく影響が出る。あるNPB球団のスカウト幹部は「1位候補を練り直さないといけない」と頭を抱える。ただ、一方で、織田の意思を尊重するべきかという議論になる。別の球団のスカウトは「1位を空けてしまうという、指名拒否のリスクを考えても、ウチは行かないと思いますが、強行指名するチームが出てきてもおかしくない」と語る。2012年にメジャー志望を表明していた花巻東高・大谷翔平を日本ハムが1位単独入札した例がある。織田の意思がどこまで固いのか、そこがポイントだ。1位入札の重複候補が当日の対象選手として不在となれば、NPBドラフト制度の“価値”を揺るがすことにもなりかねない。

横浜高・織田の18歳の決断が、今年のドラフトの動向を大きく変える。青森での国スポでも注目されていた。10月15日にその答えが出る[写真=藤井勝治]


青学大バッテリーが主役


 さて、仮に織田が“不在”となった場合に限らず、相当な人気となりそうなのが西横綱に配置した青学大の155キロ右腕・鈴木泰成である。「即戦力」の呼び声が高く、1年目から先発ローテーションを任せられる。鈴木とバッテリーを組む青学大・渡部海は東の大関。1年春から3年秋までリーグ6連覇、日本一4度(全日本大学選手権優勝2度、明治神宮大会優勝2度)と「勝てる捕手」として注目。レギュラーを張れば10年以上は任せられ、鈴木とともに重複が有力視。青学大は23年から2人のドラフト1位を輩出しているが、4年連続がかかっている。

鈴木[左]と渡部[右]の青学大バッテリーは、ともに1位入札重複が有力。同大学は2023年から毎年2人の1位指名を輩出しており、4年連続になるか注目だ[写真=菅原淳]


 次なる重複候補は、西の大関である関大の149キロ左腕・米沢友翔だ。全日本大学選手権では54年ぶりの日本一の原動力となり、1位候補に急浮上。ボールの質が良く、1年目から先発ローテに計算できそう。

関大・米沢は今ドラフトで「No.1左腕」の呼び声が高い。真っすぐで空振りが取れる球威が最大の武器と言われる[写真=佐藤真一]


 近大の156キロ右腕・宮原廉も今秋のリーグ戦を通じて評価を高め、競合してもおかしくない。

近大・宮原は関大・米沢とともに今夏は侍ジャパン大学代表でプレーしており、豊富な経験値も売りである[写真=佐藤真一]


 高校生では山梨学院高の投打二刀流である菰田陽生のスケール感は半端なく、いの一番でないと獲得は難しくなりそうだ。織田を含めてこの上位6人が軸。

山梨学院高・菰田は最速152キロ、高校通算39本塁打と投打で可能性を秘めている[写真=宮原和也]


 野手では明大・榊原七斗の三拍子はレベルが高く、同大学は歴代最長の17年連続指名がかかる。社会人では今季限りで休部するパナソニック・柿本晟弥が1位候補に挙がってくる。

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