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高まる熱量、思い無限大 それぞれの「開幕」

<ルーキー編>楽天・宗山塁 冷静さの中に秘める闘志「試合前は違った空気感があったが、試合では慌てることなくできた」

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プロ野球ファンの期待どおり、その姿は開幕戦にあった。実力は言わずもがな。だがそこに甘んじない練習量と覚悟こそが目標のひとつ、「開幕スタメン」を勝ち取った要因だろう。伝説を体現せんとする黄金ルーキーのプロ野球人生が幕を開けた。
取材・文=射浜大輔(河北新報社) 写真=佐藤真一

記念すべきプロ初安打は、9回一死三塁の場面で今季チーム最初の適時打となる右前打


新人らしからぬ落ち着き


「二番、ショートストップ、宗山塁」。楽天のドラフト1位新人宗山塁が、3月28日に行われたオリックスとの開幕戦(京セラドーム)でスタメンに名を連ねた。5球団競合の末、楽天に1位入団を果たしたゴールデンルーキーは、開幕戦独特の雰囲気にも動じることなく初安打初打点を記録し、プロ野球選手として最初の一歩を踏み出した。

 ウォーミングアップに現れた宗山は、いつも通り落ち着いた様子で体を動かしていた。1回裏。遊撃に就いてチームで最初に守備機会が訪れたのも何かの運命か。「試合前は違った空気感があり、ここからスタートしていくという感慨深いものはあったんですけど、試合に入ったら意外とスムーズにというか、特に守備面では慌てることなく守れたと思っています」と振り返った。

 1点を追う9回表は一死三塁で・・・

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