目立ったチーム実績はない。だが、その投球内容にNPBスカウトもチェックを続けていた。現時点で評価が決まるわけではない。プロとは先々を見据えて最終ジャッジを下す。期待の「金の卵」だ。 取材・文・写真=沢井史 
好きなプロ野球選手は巨人・大勢。打者に向かっていくのが持ち味である
甲子園出場校にインパクト
今夏の大阪大会3回戦。関西創価高と履正社高の一戦は、両校のエースの意地のぶつかり合いとなった。関西創価高の先発のマウンドに立った
那須英翔は1回裏に1失点。打線は2回表にすぐさま追いつく。以降のイニングは走者を出しながら、スコアボードにゼロを並べた。履正社高・木村颯(3年)との息詰まる投手戦は、1対1のまま9回で決着がつかず。タイブレークの10回表、関西創価高は無得点で、その裏、無死満塁から九番・城間煌陽(2年)の適時打でサヨナラ負け。那須の最後の夏は幕を閉じたが、今夏の甲子園に出場した代表校を相手に、相当なインパクトを残す投球であった。
「(決勝打は)チェンジアップをうまく拾われてしまいました。今日はブルペンから球の状態が良くなくて、立ち上がりも悪かったです。初回に点は取られましたが、2回から気持ちを引き締めて投げられました。2回表に味方が追いついてくれてからは自分のピッチングも徐々に良くなってきましたし、カーブなどの緩急と真っすぐのコンビネーションで最後までしっかり投げられたと思います」
履正社高注目のスラッガーで四番・辻竜乃介(3年)は3打数無安打に封じた。
「(辻選手には)速いボールだけでなく自分の持っている球種をすべて使って臨めたと思います。これという武器はないですが、淡白にならないように自分の持っているもので勝負はできました」
2年秋の大敗が分岐点
関西創価高では1年夏からベンチ入り。背番号20を背負い、大阪電通大高との3回戦では先発を務めるなど、2試合に登板した。高校入学当時は・・・
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