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日米野球殿堂入り特集 誉れ高きレジェンド イチロー

<元チームメートが語る ICHIRO the Story>田口壮(元オリックスほか) 「評価」の裏にある素顔「自分の体に投資し、いつでもどこでもトレーニングできる環境をつくっていた」

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1992年、オリックスに同期入団。のちの黄金期を支えた。2001年にイチローがメジャーに移籍すると翌年、背中を追うように海を渡った。元チームメートで、野手としてメジャーで戦ったからこそ分かる、イチローのすごさを語ってもらった。
取材・構成=椎屋博幸 写真=BBM、Getty Images

日本人初のアメリカ野球殿堂入りを果たしたイチロー。田口氏は今後、日本の野球少年の目指すべき道が変わると語った


パ人気の火付け役


 日米での野球殿堂入りおめでとうございます。私の中でNPBでのイチローの大きな功績のひとつは「パ・リーグ人気を持ってきた」こと。火付け役のような存在でした。当時は野茂(野茂英雄=元近鉄ほか)さんや、西武の清原(清原和博)さんなどが支えていました。リーグ全体の知名度を上げたのは、彼だと思います。

 1994年のプロ野球史上初の200安打(210安打)を打ち立てたときのフィーバーは本当にものすごかったです。徐々に報道陣の数も増えていき……そして翌年、阪神・淡路大震災があり「がんばろうKOBE」のスローガンの下でリーグ制覇。優勝後の会見やテレビ取材などはほぼほぼ、イチローに質問が集中していました。その横で私はチョコンと座って・・・

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