東大では通算6勝を挙げ、2017年秋には勝ち点奪取に貢献した。東大史上6人目のプロ野球選手。NPB2球団でプレー後は東大法科大学院に入り、今夏には司法試験に挑戦する。 取材・構成=岡本朋祐 写真=BBM 
4年秋の法大2回戦で、2002年秋以来の勝ち点を奪取した。法大戦連勝は28年秋以来、76年ぶり。宮台は1回戦で2失点完投[9対2]し、2回戦は6回から救援して1点リードを守り、こん身のガッツポーズを見せた
勉強と実務の違い
2022年限りでユニフォームを脱いだ。野球界から離れ、第2の人生で挑むのは法曹界だ。23年1月から、法律事務所に所属しながら勉強を本格化させ、24年4月に東大法科大学院に入学した。25年7月、初めての司法試験に挑戦する。将来的には、スポーツ代理人も選択肢の一つとしてある。 今、取り組んでいる勉強と実務は違います。代理人であるスポーツ法務とつながるわけではありません。現時点で何をやるか、具体化できないのは仕方ないと思っています。目の前の司法試験しか見えないので、そのための勉強です。実際に合格して実務でお仕事をしていく中で得るスキルがあります。自分の軸は勉強と野球ですから、抽象的なビジョンとしては、自分のやってきたこと、弁護士としてのスキルがスポーツ界の発展に貢献できたら何よりです。
東京六大学100周年にあたり、レジェンド始球式の先輩方の顔ぶれを見ますと、あらためて『さすが六大学だな』と思いました。私へのオファーですか? ないですよ。この春は
井手峻さん(元
中日、東大前監督)と平野裕一さん(東大元監督)が務めます。
遠藤良平さん(
日本ハムGM補佐)、
松家卓弘さん(元横浜ほか)もいますし、まだ私の出番なんて、おこがましいです(苦笑)。100年という歴史の積み上げについては・・・
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