東日本大震災に心を痛めたのは、台湾野球界も同じ。震災後、スタジアムには「加油! 日本」(がんばれ! 日本)と書かれた横断幕が掲げられ、ベンチには被災者への応援の気持ちを込めた千羽鶴が飾られた。選手たちも自主的に「加油! 日本」のステッカーをヘルメットに貼り、中華職棒を挙げてチャリティーオークションも行われるなど、惜しみない日本への支援を続けてきた。そんな国の垣根を越えた「絆」のもと行われる今回の復興試合。侍ジャパンに挑む台湾代表の中から、首位打者5度獲得の台湾プロ野球の顔である打者・彭政閔、06年から08年まで東北
楽天でプレーした先発投手・
林英傑、そして昨季台湾球界史上初の捕手でMVPに輝いた林泓育の3選手が日本のファンに向けて送ってくれたメッセージをご紹介しよう!
MESSAGE 彭政閔 内野手(兄弟エレファンツ) 「震災復興支援の試合で、台湾球界が国を越えて協力し合うこと、また、プロ野球選手としての社会的義務と責任を果たせることをうれしく思います。全力でプレーし、被災地だけでなく、日本、台湾の皆さんに元気を与えたいと思います」
ポン・ジェンミン●1978年8月6日生まれ。01年中華職棒の兄弟に入団。攻守走に優れ首位打者5回、ゴールデングラブ2回、ベストナイン2回獲得。アテネ五輪、北京五輪、第2回WBCの台湾代表に選ばれるなど、台湾球界を代表する野手。10年はMVPに輝いた。11年成績は80試合出場、87安打4本塁打55打点、打率.314。
林英傑
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