週刊ベースボールONLINE

社会人編

2014ドラフト候補厳選カタログ 社会人編

 

樋口裕史[日本通運]
ひぐち・ゆうじ[投手]◎180cm82kg/左投左打/1989.1.7生
選手のタイプ:青木高広(巨人)
経歴:富士見高-国士舘大

◎主な実績
【高校】
・06夏埼玉大会3回戦(1-4聖望学園高)
【大学】
・東都大学一部通算
試19勝2負2回39 1/3責13防2.97
【社会人】
・13日本選手権=2回戦
試1勝0負1回5責1防1.80

 高校時代にプロ志望届を提出も指名漏れ。大学では救援として早くから頭角を現すと、3年秋には東都二部で優勝。青学大との入れ替え戦も制し一部復帰の立役者となった。大学でも再び同書類を提出も指名はなかった。社会人3年目の昨季、日本選手権で浮上のきっかけをつかむ。入社4年目の飛躍を期すいわゆる「マー君世代」だ。

飯田哲矢[JR東日本]
いいだ・てつや[投手]◎182cm79kg/左投左打/1991.3.28生
選手のタイプ:山田大樹(福岡ソフトバンク)
経歴:藤沢翔陵高-亜大

◎主な実績
【高校】
・08夏南神奈川大会3回戦(0-6横浜商高)
【大学】
・東都大学一部通算
試15勝2負1回22 2/3責6防2.38
【全国大会実績】
・12大学選手権=準優勝
試1勝1負0回2責0防0.00
・12神宮大会=4強
試1勝0負0回1/3責0防0.00
【社会人】
・13都市対抗=準優勝
試1勝0負0回1 2/3責0防0.00
・13日本選手権=2回戦(登板なし)

 大学では絶対的エースだった東浜巨(現ソフトバンク)、1学年後輩の九里(現広島)の陰に隠れていたが、要所での救援では良い仕事をしていた。社会人でその潜在能力を開花させ、昨季は名門チームにおいても登板機会に恵まれた。ワンポイントのほか、ロングリリーフにも対応できる左腕だけに、今年は人気が集まるかもしれない。

福地元春[三菱重工横浜]
ふくち・もとはる[投手]◎182cm88kg/左投左打/1990.6.21生
選手のタイプ:斉藤悠葵(広島)
経歴:自由ケ丘高-九州共立大

◎主な実績
【高校】
・08夏福岡大会5回戦(5-8福岡工大城東高)
【大学】
・福岡六大学通算
試5勝2負0回14責2防1.29
【全国大会実績】
・09大学選手権・2回戦(登板なし)
・10大学選手権=1回戦(登板なし)
・11大学選手権=4強(登板なし)
・12大学選手権=4強(登板なし)
【社会人】
・13都市対抗=2回戦
試1勝0負0回1 2/3責0防0.00

 自由ヶ丘高時代にもドラフト上位候補として注目されたが、大学進学。1年時に最速151キロを計測したものの同級生に左腕・川満(現ロッテ)、1学年後輩に大瀬良(現広島)がいたため、リーグ戦通算2勝とチャンスをつかむことができなかった。飛躍を期した昨季の社会人1年目は都市対抗のマウンドも経験。再び脚光を浴びるはず。

萩野裕輔[東芝]
はぎの・ゆうすけ[投手]◎185cm85kg/左投左打/1990.7.23生
選手のタイプ:藤原正典(阪神)
経歴:東北高-東北福祉大

◎主な実績
【高校】
・08セ1回戦(2-3北大津)
試1勝0負1回9責1防1.00
【大学】
MVP1回(11秋)、ベストナイン1回(11秋)
・仙台六大学通算
試19勝11負2回98 1/3責17防1.56
【全国大会実績】
・11神宮大会=4強
試1勝0負0回7 1/3責0防0.00
・12大学選手権=2回戦
試1勝0負0回2 2/3責1防3.38
【社会人】
若獅子賞(13都市対抗)
・13都市対抗=4強
試4勝3負0回16 2/3責1防2.16

 4強に進出した昨年の都市対抗では全4試合に救援して3勝をマーク。攻撃にリズムを作るテンポの良い投球で、ラッキーボーイ的存在となった。同大会での好投が認められ、スターへの登竜門である若獅子賞受賞。大学時代は左ヒジ手術により地獄を見た男が、這い上がってきた。勝負の2年目、全身全霊をかけていくつもりである。

鮫島優樹[三菱重工広島]
さめしま・ゆうき[投手]◎178cm80kg/右投右打/1988.4.15生
選手のタイプ:鍵谷陽平(北海道日本ハム)
経歴:神村学園高-MSH医療専門学校

◎主な実績
【高校】
・05セ準優勝 2-9愛工大名電高(ベンチ外)
06夏鹿児島大会2回戦(4-5川内高)
【社会人】
・10都市対抗=2回戦
試2勝1負0回7責2防2.57
・11都市対抗=8強(登板なし)
・13都市対抗=1回戦
試1勝0負1回2/3責0防0.00
・12日本選手権=1回戦
試1勝0負1回1 1/3責4防27.00
・13日本選手権=4強
試2勝2負0回18責0防0.00

 昨年の日本選手権2回戦(対JR東海)で大会記録を更新する15奪三振をマーク。仮にドラフト会議前の快投であれば「指名確実」と言われていたほど、インパクトがあった。直球の伸び、変化球のキレも高レベル。高校卒業後は専門学校で3年間プレーした苦労人。今年4月で26歳の入社5年目は、ラストチャンスの域に入っている。

地引雄貴[東京ガス]
じびき・ゆうき[捕手]◎183cm82kg/右投右打/1990.6.25生
選手のタイプ:伏見寅威(オリックス)
経歴:木更津総合高-早大

◎主な実績
【高校】
・08選2回戦(2-5智弁和歌山高)
試2打8安4本0点0率.500
【大学】
ベストナイン1回(12春)
・東京六大学通算
試51打162安45本0点15率.278
【全国大会実績】
・10神宮大会=優勝
試3打7安2本0点2率.286
・12大学選手権=優勝
試4打12安5本0点3率.417
【社会人】
・13都市対抗=8強
試1打0安0本0点0率-

 高校時代は3年夏に甲子園の土を踏み、名門・早大では同じ千葉出身で、同級生捕手だった杉山(現中日)を内野へ追いやっての正捕手を務めた実力者。4年時には大学日本一に貢献すると、入社後も即レギュラーとして存在感を示している。勝負強い打撃も魅力的であり、大卒2年目の解禁年は期待を持って「運命の日」を待つ。

石川駿[JX-ENEOS]
いしかわ・しゅん[一塁手]◎178cm81kg/右投右打/1990.5.26生
選手のタイプ:山田哲人(東京ヤクルト)
経歴:北大津高-明大

◎主な実績
【高校】
・07セ1回戦(4-7大垣日大高)
試1打4安3本0点1率.750
・08セ3回戦(0-2長野日大高)
試3打12安3本1点2率.250
・08夏滋賀大会8強(2-7水口高)
【大学】
・東京六大学通算
試20打66安20本2点13率.308
【社会人】
若獅子賞、優秀選手賞(13都市対抗)
・13都市対抗=優勝
試5打15安6本3点8率.400
・13日本選手権=1回戦
試1打1安0本0点0率.000

 昨年の都市対抗では1試合2発を含む3本塁打(8打点)をマーク。チームの連覇に貢献すると、自身も栄光の若獅子を受賞している。明大時代は度重なるケガで野球生命の危機に直面した時期もあったが、不屈の精神力で乗り越えた。右のパワーヒッターはプロへのアピールのために、一塁以外のポジションも積極的に守っていく。

岡崎啓介[日立製作所]
おかざき・けいすけ[三塁手]◎173cm78kg/右投右打/1989.7.25生
選手のタイプ:浅村栄斗(埼玉西武)
経歴:PL学園高-立大

◎主な実績
【高校】
・06セ4強(0-6清峰高)
試4打14安3本0点0率.214
・07夏大阪大会3回戦(1-5近大付高)
【大学】
首位打者1回(11秋)、ベストナイン2回(11春、11秋)
・東京六大学通算
試86打308安86本8点48率.279
【社会人】
・12都市対抗=1回戦
試1打4安1本0点0率.250
・13都市対抗=2回戦
試2打9安4本1点2率.444
・12日本選手権=1回戦
試1打4安1本0点0率.250

 立大時代から不変のスタイルがある。打席で常にフルスイング。振った後のフォロースルー、そしてバットを放り投げる姿も絵になる男である。攻守走すべてがアグレッシブ。昨年11月には侍ジャパンのメンバーに社会人野手として唯一選出。台湾での経験を糧に、社会人3年目をドラフトへのラストチャンスのつもりで挑んでいく。

松本幸一郎[東芝]
まつもと・こういちろう[三塁手]◎178cm78kg/右投左打/1990.5.21
選手のタイプ:岩崎恭平(中日)
経歴:横浜高-立大

◎主な実績
【高校】
・06選1回戦(6-11大阪桐蔭高)
試1打3安1本0点1率.333
・08セ2回戦(2-6北大津高)
試1打4安0本0点0率.000
・08選4強(4-9大阪桐蔭高)
試5打16安8本0点6率.500
【大学】
ベストナイン2回(10春、11春)
・東京六大学通算
試74打251安63本0点16率.251
【社会人】
・13都市対抗=4強
試4打10安2本0点0率.200

 高校、大学、社会人と超エリートコースを歩んできた。甲子園、神宮、東京ドームとすべての大舞台を踏んでいるのは、一流選手の証と言える。大卒でのプロ入りを目指していたが、指名漏れ。野球に専念できる環境が整う名門・東芝で力を磨き、1年目からレギュラー奪取。2度目のドラフト解禁は「飛躍」することしか頭にない。

多木裕史[トヨタ自動車]
たき・ひろし[遊撃手]◎178cm74kg/右投左打/1990.5.12生
選手のタイプ:木村昇吾(広島)
経歴:坂出高-法大

◎主な実績
【高校】
08夏香川大会3回戦(3-7高松商高)
【大学】
ベストナイン3回(09春、11秋、12春)
・東京六大学通算
試99打370安106本4点44率.286
【全国大会実績】
首位打者(・09大学選手権)
・09大学選手権=優勝
試4打15安10本0点3率.667
・12神宮大会=準優勝
試3打10安3本0点0率.300
【社会人】
・13日本選手権=1回戦
試1打4安0本0点0率.000

 法大では歴代20位タイの安打を放ったヒットメーカーとして、神宮で躍動した。選手層の厚いトヨタでも早くから頭角を現し、存在感を示している。大学時代からの課題だった体の線も社会人1年間で太くなり、ボールに力負けすることもなくなった。遊撃守備も安定感を増しており十分、「対象者」としてリストアップされるはずだ。

石川桜太[東芝]
いしかわ・おうた[外野手]◎180cm75kg/左投左打/1990.5.17生
選手のタイプ:中村晃(福岡ソフトバンク)
経歴:東海大望洋高-東海大

◎主な実績
【高校】
・08夏東千葉大会準優勝(0-2木更津総合高)
【大学】
首位打者1回(12春)、ベストナイン1回(12春)
・首都大学一部通算
試36打73安23本0点11率.356
【全国大会実績】
・12大学選手権=8強
試2打7安2本0点3率.286
【社会人】
首位打者、若獅子賞(13都市対抗)
・13都市対抗=4強
試4打14安7本0点0率.500

 今年の社会人ドラフト戦線は内野と外野の「ダブル石川」が注目の的だ。しかも同じ神奈川の名門チームに所属することから、友人でありながらも、強烈なライバル心を持つ。昨年の都市対抗ではシュアな打撃で首位打者と若獅子賞のダブル受賞。2年目の今季は上位打線に定着し、ダイヤモンドをにぎわせる立場が求められている。

小田裕也[日本生命]
おだ・ゆうや[外野手]◎172cm72kg/右投左打/1989.11.4生
選手のタイプ:緒方凌介(阪神)
経歴:九州学院高-東洋大

◎主な実績
【高校】
・07夏熊本大会準優勝(6-8八代東)
【大学】
首位打者1回(11秋)、ベストナイン2回(11春、11秋)
・東都大学一部通算
試59打118安32本0点11率.271
【全国大会実績】
・09大学選手権=8強
試1打0安0本0点0率-
・10大学選手権=優勝
試2打0安0本0点0率-
・11大学選手権=優勝
試4打17安3本1点2率.176
【社会人】
・12都市対抗=8強
試2打3安0本0点0率.000
・12日本選手権=8強
試3打10安6本1点4率.600
・13都市対抗=1回戦
試1打4安0本0点0率.000
・13日本選手権2回戦
試2打7安0本0点0率.000

 昨年もドラフト直前まで有力候補としてリストアップされながら、会議当日の指名状況も影響してか、まさかの指名漏れとなった。東洋大4年時の大学選手権決勝(対慶大)では福谷(現中日)から劇的なサヨナラ2ラン。大舞台において「何かを持っている男」だ。昨年は同社から4人がプロ入りし、これも発奮材料となっている。
特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング