前年4勝13敗の〝死のロード〟を7勝7敗の五分で乗り切る! 
▲五番を任され、キャリアハイの成績を残した岡田
4月29日の大洋戦に敗れると、先の
巨人にしっぺ返しの3連敗を食らったあと
中日にも連敗(甲子園)。ここまで6連敗となって、例年なら、「トラもここまでか」とファンはあきらめかけるところだが、中日戦の3戦目(5月6日)、新ダイナマイト打線は甲子園球場そのものをブッ飛ばしてしまいそうな大爆発。40打数23安打、打率・575。これは当時の日本最高記録。現在でもセ・リーグ記録となっている猛烈な数字。18対6の大勝は、吉田監督の「攻めて攻めて攻めまくれ」の見事な実践だった。85年のタイガースは、ここから21年ぶりの優勝に向かって走り始めたと言ってよい。
すでにここまで2ケタ得点が7試合もあるが、2ケタ得点は
阪神名物のようになり、以後V決定の10月16日までに16試合。9得点の試合も4試合あるから、まあ、本当によく打ちまくったものだ。
ただ、それほど打ちまくっても、なぜか・・・
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