ここでは2001年から昨年までの日本シリーズで頂上決戦を制した11人の優勝監督の名言を紹介。熱きドラマを演出した指揮官たちの言葉を振り返る。 「ファンの皆さま、おめでとうございます」〜01年・若松勉(ヤクルト)
若松監督の温厚な人柄がにじみ出たひと言。リーグ優勝を決めた際にファンに向けた言葉を、日本一を決めた舞台でも再び発言した。
「このシリーズは選手一人ひとりがたくましく、まぶしく見えました」〜02年・原辰徳(巨人)
就任1年目で日本一を遂げた原監督がお立ち台で涙を浮かべた。最後まで気力を振り絞り、強いスピリットを見せた選手たちを称えた。
「振り返ったときに、いの一番に浮かんでくるシリーズとなるでしょう」〜03年・王貞治(ダイエー)
王監督が優勝インタビューで残した言葉。ダイエーは
阪神相手に本拠地2連勝のあと、敵地・甲子園で3連敗。しかし福岡に戻って連勝し、劇的な逆転優勝を飾った。
「勝ったぞー!」〜04年・伊東勤(西武)
獅子を率いた伊東監督がファンに向けて吼えたひと言。就任1年目で頂点に立った指揮官の心から湧き出る喜びが感じられる。
「優勝を実現させてしまうマジカルな選手たちを擁していた。それこそが“ボビーマジック”ではないでしょうか」〜05年・ボビー・バレンタイン(ロッテ)
外国人指揮官で初の日本シリーズ優勝を飾ったバレンタイン監督が会見で語った。大舞台でのプレーを楽しんだ選手たちが“マジック”の主役であると称賛した。
「シンジラレナーイ」〜06年・トレイ・ヒルマン(日本ハム)
25年ぶりのパ・リーグを制した優勝監督インタビューのセリフを、日本シリーズでも再び発してファンを沸かせた。この言葉は流行語大賞にもノミネートされた。
「代えることには何の抵抗もありませんでした」〜07年・落合博満(中日)
53年ぶりの日本一に輝いた
中日の落合監督が優勝を決めた第5戦の山井-岩瀬の“パーフェクト・リレー”について優勝会見で語った。勝つために高い確率を追いかける「オレ流」采配の象徴的な試合だった。
「こんな僕みたいに頼りない新人監督を盛り上げてくれて、選手には感謝の言葉しかない」〜08年・渡辺久信(西武)
第7戦までもつれ込んだ
巨人との激闘を制し、就任1年目で日本一に輝いた渡辺監督。日本シリーズを経験している選手がほとんどいなかった若いチームと新人監督との“ 信頼関係”を感じさせる言葉。
「スローガンどおり、みんなが一つになって戦ってつかんだ日本一です」〜10年・西村徳文(ロッテ)
スローガンに「和」を掲げて挑んだ10年シーズン。リーグ3位からCSを勝ち上がり、日本一を手にした“史上最大の下剋上”はチームが一丸となり、全員で勝ち取った栄光だった。
「12球団一丸となってやってきた。第7戦まで目いっぱい戦い、勇気を与えられたと思う」〜11年・秋山幸二(ソフトバンク)
第7戦までもつれた中日との頂上決戦は秋山ホークスに軍配。11年3月11日に起きた東日本大震災の被災者に勇気を与える勝利は、野球の力を全国に知らしめた栄冠でもあった。
「東北の子どもたち、全国の子どもたち、被災者の皆さんに勇気を与えてくれた選手をほめてあげてください」〜13年・星野仙一(楽天)
星野監督が優勝インタビューにて。東日本大震災の被災地である地元・仙台に希望の光を灯す日本一を闘将が称賛。被災者の思いも結実した瞬間だった。