週刊ベースボールONLINE

 


インタビューに応じるロンゴリア。手にしているのはニューバランスの野球スパイク「L4040」



並み居る強豪たちを抑えて主に三、四番に座り、MLBオールスターの主軸を務めたロンゴリア。世界屈指のスラッガーに愛用シューズへの思いや、侍ジャパンの印象を聞いた。

シューズへの熱いこだわり


──日米野球お疲れ様でした。日本はいかがでしたか。

ロンゴリア(以下ロ) 来日をとても楽しみにしていたんだ。日本に来るのは初めてだったけど、期待どおりだね。大きな都市なのにゴミが落ちていないし、とてもきれいな国だなと感じたよ。

──気に入った食べ物はありましたか。

 和食は大好きで、特にアメリカでも食べる機会の多いうどんやラーメンが好きだね。アメリカでも日本食のおいしいレストランがあると聞くと行っているんだ。

──特に思い出に残っていることは。

 まず驚いたのは日本の応援スタイルだね。日本のファンの野球に対する情熱を感じたよ。もちろんアメリカのファンも情熱的だけど、それとはまた違う応援の仕方や掛け声があったからね。

──シューズについて聞かせてください。ニューバランスを使い始めるようになったのはどうしてでしょうか。

 一番の理由はもちろん品質だね。とにかく履き心地が良くて耐久性がある。それにカッコいいしね。前にはいていたシューズは「もうちょっと良くできるのにな」と思うこともあったんだけど、ニューバランスは最初からそういう要素を満たしてくれた。シューズは自分の足の健康やキャリアにも関係することだからね。

──ニューバランスが優れているのはどんなところですか。

 一言でいうなら“履き心地”。ほかのメーカーでもカッコよく作ることはできるんだけど、ニューバランスは履き心地とカッコよさを両立させてくれるんだ。自分の探し求めていた快適さや使いやすさにピッタリだったね。

──野球用具以外の開発にも関わっているそうですね。

 フィールドで履いているシューズも作ってもらっているけど、それだけではなくてライフスタイルのシューズの製品開発にも協力しているんだ。今もデザイナーと話し合いながら作業を続けているよ。ずっとやりたいと思っていたことだからとても楽しんでいる。普段に履くものだと「574」や「990」が好きなんだ。

──ニューバランスとの契約選手には慈善活動も求められるそうですね。

 プロ野球選手としてスポットライトを浴びる機会に恵まれているけど、そういう機会を利用して地域や恵まれない人に還元できるのなら、できるだけのことをしたいと考えているんだ。がん治療センターやアニマルシェルターなどへの活動を行っているんだけど、ボクの家族や友人にとっても大切なことだと思っているよ。

侍ジャパンは強くなる


──日本の球場はいかがでしたか。

 甲子園はとても歴史的だし、内野が土のグラウンドでプレーするのは高校生以来だったね。それに、甲子園のファンはクレイジー(笑)。ドラムを使った応援はアメリカと違ってとても良かったね。

──甲子園では満塁ホームランを打ちましたね。

 どの試合でもそうなんだけど、少し緊張していたんだ。でも、初球から思い切り振りに行って、自分の理想どおりのバッティングができたよ。

阪神巨人連合戦では満塁ホームランを放ったほか、侍ジャパンとの第4戦でもソロ本塁打を放った



──日本の野球についてはどんな印象を受けましたか。

 基本的なことが本当にしっかりしている。文化的なものだと思うんだけど、プロになるまでに基本的な技術を身に着けているんだろうね。アメリカだと「リトル・シングス(細かなこと)」とも呼ぶんだけど、そういう点も含めてプレーに必要なことをしっかりやっていると思うよ。侍ジャパンの多くの選手がメジャーでもプレーできると思う。体が大きくて強い選手が多いし、チームとしてもとても良いチームだと感じだよ。

──侍ジャパンとの初戦(11月12日、京セラドーム)では、前田健太投手と対戦しました。彼は近い将来のメジャー移籍がウワサされています。

 すごい投手だと思った。ボクらを相手に素晴らしい投球をしたし、メジャーでも通用するんじゃないかな。これは和田(毅、カブス)に聞いたことなんだけど、日本人選手がアメリカでプレーするには難しさがあるみたいなんだ。野球とベースボールの違いもあるし、国内の移動もあるからね。でも、前田投手なら大丈夫だと思うよ。

──今回の侍ジャパンは17年のWBCを見据えたメンバーでした。ロンゴリア選手も09年のWBCに出場していますよね。

 WBCは素晴らしい大会で、ボクたちの最高のプレーを見せられる場所だと思うんだけど、アメリカ代表はもっと準備ができるはずだと思う。他国のチームを見ると、「自分を使ってくれ」という選手がたくさんいるし、WBCの重要性は明らかだよね。だけど、アメリカの選手にはこれまでなかなか準備が難しいことが課題だったんだ。

──3年後の日本代表チームをどう思いますか。

 もちろん今よりも手強くなっているだろうね。これはアジアの国々とアメリカとの違いだと思うんだけど、アメリカの場合は3年後と言われても、選手の構成がまったく変わってきてしまう。日本はそれほど選手が変わらないよね。そうなると選手同士もお互いに知り合えるし、まとまりも強くなっていくと思うよ。

エバン・ロンゴリア●1985年10月7日生まれ。188cm95kg。右投げ右打ち。カリフォルニア州出身。カリフォルニア州立大ロングビーチ校を経て、06年ドラフト1巡目(全体3番目)でデビルレイズ(現レイズ)に入団。08年にメジャー・デビューを果たすと、122試合に出場し、打率.272、27本塁打の好成績を残し、満票でア・リーグの新人王に輝く。翌09年には33本塁打を放ちシルバースラッガー賞を受賞。14年までの7年間で20本塁打以上は6度マークしており、メジャーを代表するスラッガーとして知られる。14年までの通算成績は打率.271、184本塁打、635打点。

ニューバランスジャパンが2015年春よりベースボールシューズを発売開始

日本で発売予定のニューバランスシューズのラインアップ



 株式会社ニューバランスジャパンが、2015年春からベースボールシューズを発売開始することが発表された。日本には初上陸となるが、メジャー・リーグではすでに多くのプロ野球選手に愛用されている。40本塁打、40盗塁にちなんで名づけられた、ゲーム用モデルの「L4040」や、「L4040」のトレーニングモデルである「T4040」、日本独自展開となるオールブラックの「AB100」など、現在のところ5種類が予定されている。すでに公式サイトはオープンしており、一部店舗では「4040」を先行発売中。今後も最新情報が続々とアップされていくので、ぜひチェックしてみよう。

問い合わせ先
株式会社ニューバランスジャパンお客様相談室
フリーダイヤル0120-85-7120(月〜金曜日10:00〜17:00※土・日・祝日および休業日は除く)
公式サイトはこちら
特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング