2014年、野球ファンを沸かせた旬な男たちが都内の一室に姿を現した。セ・リーグ王者・巨人で正遊撃手を務める坂本勇人とヤクルトの二塁手として定着した山田哲人だ。坂本26歳、山田22歳と若くしてチームを代表する選手である。球場を離れても仲が良いという2人は、侍ジャパンでともにプレーするなど刺激し合う存在でもある。日本を代表する内野手2人がお互いのこと、日米野球でのことなどを存分に語り合った。 取材・構成=坂本匠、阿部ちはる 写真=高原由佳(インタビュー)、BBM 取材協力=東京ドームホテル あこがれの先輩に会うも第一印象は「生意気」!
セ・リーグ3連覇の立役者となった巨人の坂本勇人と開幕から安打を量産し日本人右打者のシーズン最多安打記録を更新、最多安打のタイトルを獲得した山田哲人は、シーズンオフ、侍ジャパンのユニフォームに身を包み2014年11月に開催された日米野球でともにメジャー・リーガーと戦った。
坂本は本塁打1本を含む打率.357、山田は本職のセカンドとは異なるファーストが主ながら打率・300をマークした。13年に開催された第3回WBCでも世界と戦った坂本は17年に開催予定の第4回WBC、そして山田は20年に復活を目指す東京五輪でチームの中心となることが期待されているが、日本の未来を背負う若き侍が語る日本代表とは――。
坂本 哲人と最初に会ったのっていつだった?
山田 2年前ですね。毎年行っている宮本(慎也)さんとの自主トレ(愛媛)に、坂本さんと寺内(崇幸)さんが参加されたときに初めて会いました。
坂本 ああ! そうだったね。そのときの哲人の第一印象は「生意気やなあ」だったわ(笑)。「飲み物どうする?」ってなったときに「アクエリお願いします!」と素で言っていて、あとで宮本さんに怒られてたよな(笑)。
山田 坂本さんと最初に会ったときはやっぱりオーラがあってしゃべりづらかったですよ。スーパースターなので。「坂本さんだ!」みたいな。
坂本 よう言うわ(笑)。全然緊張してなかったやん。
山田 そんなことないですよ。最初はすごく気を使っていましたし、話をするのにも遠慮していましたよ。
坂本 でもその愛媛での自主トレで1週間くらい一緒にいたから、そこから普通にしゃべるようになったよね。
山田 はい。
坂本 今では平気でドタキャンするしな。自分から「ご飯行きましょう」って言っておいて。
山田 すみません(苦笑)・・・
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