
「強化の場」とした日米野球では3勝2敗で優勝に導いたトップチームの小久保裕紀監督。初開催のプレミア12をどのように戦うか、その手腕に注目したい
トップチーム(小久保裕紀監督)を頂点に、すべての世代で世界最強を目指す新生・侍ジャパンが2013年に誕生してから、3シーズン目を迎える。15年はトップチームにプレミア12が、大学代表にユニバーシアードが、18U&12Uにはそれぞれワールドカップが予定されており、再び、世界一を目指す1年となる。 18Uは日本開催のW杯
2013年11月、小久保裕紀をトップチーム監督に抜擢し、台湾との3連戦(3勝)で新生・侍ジャパンはスタートを切った。明けて14年は本格始動の年だったが、厳しい現実を突き付けられた、と言わざるを得ない。各カテゴリーの代表チームは、IBAF主催のワールドカップ(21U、15U、女子)やアジアを舞台に国際大会を戦ったが、“世界一”の称号を手にしたのは、大会4連覇を成し遂げた最強・女子代表だけ。他のカテゴリーでは満足な結果を得ることはできなかった。
例えば社会人はアジア競技大会で3位、高校日本代表である18Uもアジア選手権で準優勝、大学代表はハーレムベースボールウィークに出場し、決勝でアメリカに敗れるなど、期待を大きく裏切る結果となった。
とはいえ大学代表はそのハーレムベースボールウィークに、15年7月に韓国・光州で開催されるユニバーシアード大会を見据えて選出された大学3年生(15年度に4年生)を中心に挑んでいる。ここでは準優勝に終わったものの、「世界で負けた」経験が、ユニバー本番に生かされることを期待したい・・・
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