読売ジャイアンツ

後列左から田中貴、篠原、川相拓、高橋慎、中列左から岡本、原監督、戸根、前列左から高木勇、田中大。写真=矢野寿明
ドラ1・
岡本和真に球団が用意した背番号は38。
長嶋茂雄終身名誉監督と
原辰徳監督の現役時代の番号を組み合わせたもので、伝統のポジションである四番・サードで、「ゆくゆくは球団の顔としてチームのけん引車に」との期待が込められている。
とはいえ、長打力に魅力があるものの、即戦力とはいかない。5年後の一軍定着を目指し、まずは二軍でジックリと足場を固めることになるだろう。そのほかの支配下3選手は、1年目から働くことが求められている即戦力投手たち。なかでも最速153キロとカットボールを操るパワーピッチが魅力の
高木勇人は、先発でも中継ぎでもタフにこなしそうな26歳。出番はすぐにやってきそうだ。一方、
戸根千明&
田中大輝の両左腕は、前者がパワー系、後者が技巧派とタイプも異なり、まずはブルペンのアクセントになりたい。
阪神タイガース

後列左から石崎、和田監督、横山、前列左から守屋、江越、植田。写真=前島 進
21U侍ジャパンで先発ローテーションとして準優勝に導いたドラフト1位の
横山雄哉には、開幕一軍、先発ローテ入りと大きな期待がかけられているが、新日鐵住金鹿島で同僚だった2位の
石崎剛にも注目が集まる。サイドスローながら145キロを超えるストレートは一軍でも通用しそうだ。
西武の
牧田和久のように先発でも抑えでも使える可能性を秘めている。
そのほか3位の
江越大賀は3拍子そろった選手で力強いスイングの持ち主。
鳥谷敬がメジャー移籍すれば、
大和が遊撃手になる予定だが、大和の穴を埋める一番手になれるかもしれない。また、5位の
植田海は脚力が自慢で将来の赤星のようなスピードスターの期待がかかる。
広島東洋カープ

後列左から松浦、飯田、多田、木村、中列左から藤井、緒方監督、�標供∩偉鷓犬�ら薮田、野間、塹江。写真=早浪章弘
左腕が不足しているだけに2人の左腕に注目だ。3位の
塹江敦哉は
白武佳久スカウト部長が「持ち味のスピードボールを伸ばし、速球派の投手になってほしい」と期待する150キロ左腕。12月11日の入団会見では「英語が一番得意」と英検2級、ニュージーランドへの留学経験から日常会話程度であれば可能であることを自ら披露。初めてのヒーローインタビューは英語で自己紹介!? また、6位の
飯田哲矢は亜大からJR東日本と各カテゴリのトップチームを歩む中でプロにも先輩・後輩が多数。亜大時代には
ソフトバンク・
東浜巨、
広島・
九里亜蓮に次ぐ3番手的存在で、JR東日本では
オリックス・
吉田一将の背中を見て育った。「僕も差を縮めてきたつもり」と、元チームメートに成長の跡を見せつける。
中日ドラゴンズ

後列左から石垣、藤吉、近藤、中列左から井領、遠藤、谷繁兼任監督、山本、金子、前列左から石川、浜田、野村、友永、加藤。写真=佐藤真一
育成以外の9人全員が大学、社会人、独立リーグ出身と、3年ぶりのAクラス復帰に向けて即戦力新人で固めた
中日。その中でもやはり、竜のエースナンバー「20」を継いだドライチの
野村亮介には先発ローテーション入りの期待が高い。野村はフォークを勝負球としており、春季キャンプでは背番号20の大先輩・
杉下茂氏による直接指導もありそうだ。2位の
浜田智博もまた、先発の一角の候補だ。こちらはリーグVを果たした99年に19勝を挙げた
野口茂樹氏らがつけた「47」を背負い、左腕エース襲名を狙う。また、6位の
井領雅貴は社会人で7年間腕を磨き、満を持してのプロ入り。ルーキーとはいえ、経験値は十分だ。
横浜DeNAベイスターズ

後列左から亀井、百瀬、中畑監督、山下、飯塚、前列左から福地、石田、山��、倉本。写真=大賀章好
即戦力として大きな期待がかかるのが、ドラフト2位の
石田健大と4位の
福地元春の両左腕。
久保康友や
井納翔一、
三上朋也など“右腕”が存在感を示した一方で、14年に印象的な活躍を見せた“左腕”は
林昌範のみ。サウスポーが不足している状況だ。先発ローテーションの一角を担える力を持つ石田は、140キロ台後半の直球とカーブ、スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球を持ち、インサイドに投げ込む度胸も光る。力で押すタイプの福地は、最速149キロのストレートを武器に打者の両サイドを攻める投球が持ち味で、中継ぎを任される可能性が高い。このオフに実績十分の
岡島秀樹が加わったとはいえ、
大原慎司が左肩痛で開幕が微妙。両左腕には開幕から大車輪の働きが求められる。
東京ヤクルトスワローズ

後列左から中島、中元、山川、寺田、前列左から土肥、竹下、真中監督、風張、原。写真=大泉謙也
チーム事情もあり8人中6人が投手で、高卒はドラフト3位の捕手・
山川晃司のみと即戦力であるかどうかを重視。1位の
竹下真吾は社会人No.1左腕と評価され、強気のピッチングと最速147キロの直球を武器に、守護神としての期待がかかる。2位の
風張蓮は最速151キロを誇る本格派。岩手・伊保内高出身で地元からは初めてのプロ野球選手だ。
東農大北海道オホーツクではエースとしてチームをけん引し、14年秋の神宮大会にも出場を果たした(ベスト4)。「ストレートで勝負したい」と強気の投球を武器にプロの舞台で勝負する。リリーフの即戦力として期待が高いのが5位の
中元勇作。スリークォーターから繰り出すキレのある直球を武器に、「40試合以上の登板」を目指す。