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東大関・高橋純平(県岐阜商高/投手)、西大関・高山俊(明大/外野手)

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高橋純平
集大成の夏に挑む超高校級右腕


たかはし・じゅんぺい● 1997年5月8日生まれ。岐阜県出身。183㎝76kg。右投右打。梅林小2年時から梅林スポーツ少年団で野球を始め、梅林中時代は揖斐パワーズでプレー。県岐阜商では1年春からベンチ入りし、同秋からエース。2年夏は県大会4強、主将となった秋は県大会準優勝。今年のセンバツは準々決勝で浦和学院に敗れるも、3試合を1人で投げ抜いて防御率1.73 と輝きを放った。ストレートの最速は152キロ。変化球はカーブ、スライダー、スプリット。(写真=BBM)



「ドラフトの目玉」という評価は耳に届いている。ただ、当然というべきだろうが、次々に寄せられる賛辞に高橋純平本人が酔うことはない。

「プロで活躍したい気持ちはありますが、今のままでは全然。打撃投手のように打たれてしまいますよ」

 最後の夏を控えた現時点で、高橋が将来について多くを語ることはない。だが、クールな152キロ右腕とは対照的に、周囲はすでに過熱気味だ。地元・中日中田宗男スカウト部長は「1位競合は間違いない。モノが違う。ダルビッシュやマー君クラス。球界を代表する投手になる可能性がある」と絶賛。

 また、高校生右腕を補強ポイントに挙げる阪神は、中村勝広GMが7月5日の岐阜大会初戦から視察する方針を固めている。その他の球団もスカウト部や編成のトップクラスが練習や練習試合に足を運び、候補リストのトップランクに高橋の名前を書き込んでいる。

 高橋自身は本番に向けて最終調整に余念がない。8強入りしたセンバツ後は配球面、特にボール球の使い方を学び直した。

「僕はベースの上に投げる率が高い。打者が合っていないと思ったら3球で勝負していましたが、レベルが上がると通用しなくなる。どこに外すかを考えるようになりました」。

 指導する小川信和監督も・・・

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