文=斎藤寿子、写真=足立雅史 「巨人にふさわしい選手に」
昨年の
有原航平(現北海道
日本ハム)、
中村奨吾(現千葉
ロッテ)に続いて、今年も早大からは2人が指名された。
重信慎之介と
茂木栄五郎。今春、3年ぶりの大学日本一へ導いた立役者たちだ。
「指名されたとしても下位だと思っていたので、本当にびっくりしました」
巨人から2位指名を受けた重信は、名前を呼ばれた瞬間、予想以上の高い評価を受けたことに驚きを隠せなかったという。しかし、高橋広監督は「持ち味のスピードと、小柄だがパンチ力もあるところが評価されたと思う」と太鼓判を押した。50メートル走5秒7の俊足。「これまで一度も負けたことはない」と足には絶対の自信を持つ。

足に絶対の自信を見せる重信。そのスピードで1年目からの活躍を誓った
早実時代は1年秋から三塁手のレギュラーをつかみ、2年夏には甲子園にも出場した。しかし、大学1年時は二塁手の控えに甘んじた。1学年先輩には中村がいたからだ。そこで2年春に外野手に転向。それが転機となった。「2年から試合に出られるようになって、プロを考え始めた・・・
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