フリーエージェント権(FA)の申請期限が終了し、11月11日、今年は6選手が宣言選手として公示された。球界の戦力図を大きく動かすFA選手の最新動向をまとまる。また、11月14日にカブスを自由契約となり、古巣・ソフトバンクに復帰する和田毅の入団会見が行われたほか、新たな所属先が決定した選手も現れ始めた。 松田は残留かメジャーの二者択一
FA宣言した6選手のうち、
ヤクルト・
田中浩康は宣言残留が決定。残りの5選手が移籍を視野に入れている。
ソフトバンクの
松田宣浩は、「メジャーに挑戦することができるのか、確かめるのは今しかない」とメジャー移籍の可能性を探るためのFA宣言となった。ソフトバンク側は「打力、サードの守備力、チームリーダーとして欠かせない存在」(三笠球団統括本部副本部長)と生え抜きの選手会長を高く評価。4年総額で16億円(推定)の大型契約を提示したとみられる。
これに対して松田は「球団から提示していただいている条件については、心からありがたく思っている」と納得し、国内他球団への移籍は選択肢に入れていない。13年オフに2年契約を結んだことも14年中に取得見込みだった国内FA権は視野になかったことを証明する。
消せなかったのはメジャーへのあこがれ。侍ジャパンに選出され、14年の日米野球に出場。世界の超一流と触れた中で「もっと野球がうまくなりたい」との欲求がわき上がった。「これまでの野球人生の中で、チャレンジ精神を持って努力してきたと自負している」という松田にとって、「最強で最高のチーム」であるソフトバンク以上に高いレベルの競争に身を置くことは自身のレベルアップに必要なことだった。
その松田について、パドレスやエンゼルスが獲得を検討しているとスポーツ紙が報じた。「もし、オファーがあったときはプレミア12が終わってからよく考えて決断するつもり」とコメントしていた。

メジャーでプレーする可能性を探る松田
D高橋は阪神、L脇谷は巨人と交渉
中日・
高橋聡文がFA宣言した際に、真っ先に獲得に名乗りを挙げたのが
阪神。その熱意は確かで、交渉解禁の2日後、11月14日に早くも大阪市内のホテルで交渉を行った・・・
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