権利を行使するのか、しないのか。他球団へ移籍か、残留か――今年もFAをめぐるストーブリーグが始まった。ここでは時計の針をさらに1年進めて、来年のFA状況を占う。 来季FA戦線はさらに過熱
来季中に新たにFA取得の可能性がある選手の中から気になる選手をリストアップしていく。投手では
前田健太(
広島)が国内FAの資格を得る予定だが、ポスティングシステムを使ってのメジャー移籍の可能性もあり、去就に影響を及ぼすことはなさそうだ。今季、セ・リーグ最多勝投手の海外FA取得は早くても2017年となる。
日本一の
ソフトバンクからは
五十嵐亮太が取得予定だが、36歳という年齢を考えても移籍は考えにくい。同チームでは
森福允彦のほうが新天地へ登板機会を求める可能性はある。

森福允彦
女房役の
高谷裕亮も権利を得る。正捕手を固定できない他球団は、2連覇したチームで93試合出場捕手の動向は気になるところだろう。投手ではほかに
松岡健一(
ヤクルト)、
山口俊(
DeNA)、
香月良太(
巨人)らがリスト入りする。
野手では
陽岱鋼(
日本ハム)が国内FA資格を手にするが、本人のメジャー志向が高く、再来年の海外FA権取得の前に球団がポスティングでの挑戦を認めるとも言われている。

陽岱鋼
2年前にメジャー移籍を希望したものの実現しなかった
糸井嘉男(
オリックス)の動きも注目だ。

糸井嘉男
14年ぶりにセ・リーグを制したヤクルトでは・・・
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