女子球界最大のイベントである第7回W杯が、夏、韓国・釜山にて開催される。5連覇を目指す同大会には、前回からプロも参加。今大会には果たして、何人のプロ選手が招集されるだろうか。7年目を迎えるプロリーグにも注目してほしい。 取材・文=長谷川晶一(女子野球評論家)、写真=BBM 7年目を迎えるJWBL
2010年にスタートした女子プロ野球リーグも7年目を迎える。京都アストドリームス、兵庫スイングスマイリーズの2球団30選手で始まったGPBLは、その後JWBLと名称を変更し、15年には4チーム63選手を抱える大所帯となった。
そして迎える16年も前年同様に京都フローラ、埼玉アストライア、兵庫ディオーネのトップチーム3球団と、育成に主眼を置いた東北レイアの4球団体制で運営されることになった。新入団選手の所属チームや退団選手の補充など、選手移籍の詳細はいまだ発表されていないため、16年の展望を具体的に述べることはできないが、開幕に向けて大きな動きが起こることは間違いない。

2015年王者の京都フローラ
全員が自らの役割をまっとうして2年連続で女王に輝いたフローラはチームとしての円熟期に差しかかりつつあり、16年の優勝候補の筆頭だ。ディオーネもその才能が開花した大山唯を中心にチーム力は向上。昨年惜しくも優勝を逃したアストライアはベテラン・中島梨紗が15年限りで現役を引退してコーチに就任。ローテーションの中心だった渚は16年から発足するクラブチーム「ZENKO BEAMS」でプレーすることを選択。さらに12年の新人王、13年の最多勝に輝いた大田秀奈美が引退。一気に主力投手3人が抜けたため他球団からの戦力補充が予想される。その結果によって・・・
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