今秋ドラフトで即戦力として指名の中心となるのが1994年生まれの大学生。大谷、藤浪と同学年で進学した面々だ。大学4年間の経験を積んでプロ入りする彼らの存在が、94年世代をさらに輝かせるだろう。 大谷翔平、
藤浪晋太郎に代表される世代にもう1人、大物右腕が加わるかもしれない。2016年ドラフトの目玉、
田中正義(創価大)だ。最速156キロの逸材には、1989年・
野茂英雄(当時新日鉄堺)と90年・
小池秀郎(当時亜大)がドラフトで残した歴代最高競合数である「8球団」超えを期待する声が上がるほど、期待値は高い。

田中正義[創価高-創価大/投手]
16年ドラフトは田中をはじめ、大谷・藤浪世代が大学卒業を迎える。94年生まれの彼らの中には、
生田目翼(流通経大)、柳裕也(明大)、加藤拓也(慶大)ら、上位指名が有力の本格派右腕が並び、層の厚さを感じさせる。
高校3年夏、当時花巻東高のエースだった大谷を岩手大会決勝で打ち崩した盛岡大付高。チームの要として甲子園切符をつかんだ捕手・
千葉俊(仙台大)は、2年連続で大学選手権にチームを導き、好リードともに確実性のある打撃が評価されている。

千葉俊[盛岡大付高-仙台大/捕手]
大阪桐蔭高で藤浪の控え投手として春夏連覇に貢献した
澤田圭佑(立大)は、東京六大学で通算18勝13敗(3年秋終了時)と現役最多勝として君臨。新学年からは主将も務める。

澤田圭佑[大阪桐蔭高-立大/投手]
大阪桐蔭Vメンバーで主将を務めていた
水本弦(亜大)は大学1年からレギュラーとしてリーグ戦に出場。1年秋以降は厳しいマークにあっているが・・・
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