ロッテでは2度の日本一に貢献し、2006年WBCでは世界一捕手に輝いた。14年に惜しまれつつも現役を終え、昨年は引退1年目を過ごした里崎智也氏。現在ではマルチタレントとして幅広い活躍を見せる同氏に、ユニフォームを脱いだ後の税金や、収入について聞いた。 取材・構成=吉見淳司、写真=BBM 税金対策は万全
僕が引退した年(2014年)の推定年俸は1億6000万円でしたが、ほかにも副収入がありましたからね。例えばイベントや著作権、肖像権など、もろもろを含めれば報道よりは多かったですね。所得税は最大の税率45%が課税されていました。源泉徴収などがあるのでその全額を支払っていたわけではないですけどね。
15年には年俸がなくなった状態でその税金を支払わなければいけなかったのですが、不安はまったくありませんでした。それを見越してしっかり貯蓄していましたからね。日本プロ野球選手会には選手会退団金共済制度(一口10万円で、50口まで年間積み立てが可能)があります。加入は任意なのですが、僕は1年目から積み立てていました。それを税金に充てようと考えていましたから。もちろん1年目は少額でしたが、晩年には最高額を積み立てていました。それだけでも税金を払ってもおつりがくるくらいですから。
僕は現役時代、引退後にもし仕事がなくなってしまっても生活できるだけの蓄えを作ることを目標にしていました。でも、おかげさまで引退1年目は自分でもびっくりするくらいに忙しかったですね。最大で1日5件、違う仕事をしたこともありますから。本当に皆さんに感謝です。
多方面で活躍する極意

試合後のライブなどで現役中からファンを喜ばせていた里崎氏。独自のパフォーマンスが、セカンドキャリアでも役立っているという
僕は15年を引退フィーバーの年だと考えていました。引退1年目なのでいろいろな方に声を掛けて頂けるでしょうから、日時が重ならない限りは依頼はすべて引き受けていました・・・
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