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2016キャンプレポート
西武・チームの命運を握る高橋光成の球筋

 

先発ローテーションの若き候補は?


写真=桜井ひとし @日南市・宮崎県南郷中央公園

 キャンプ初日からダイナミックに腕を振った。プロ2年目を迎えた西武高橋光成。初の南郷A班(一軍)スタートとなった今年、いきなりブルペン入り。鈴木葉留彦球団本部長、渡辺久信SD、潮崎哲也ヘッド兼投手コーチら首脳陣の視線が集中する中、189センチ90キロの巨体を生かした力強いボールを投げ込んだ。

 昨年は球団方針からB班(二軍)スタート。じっくりと鍛錬を積んで、デビューとなったのは8月だった。9日のオリックス戦(京セラドーム)でプロ初勝利を挙げると8月は4勝をマークして、18歳6カ月と史上最年少で月間MVPを獲得。粗削りな部分はあったが、本人も「持ち味は投げっぷり」と言うように、マウンド上での堂々とした立ち居振る舞いは高卒新人とは思えなかった。

 結局、1年目は8試合に登板して、5勝2敗、防御率3.07。完封勝利が1試合(8月23日ロッテ戦=QVCマリン)あったが、本人はそれでは物足りない。9回を投げ切る体力づくりをテーマに自主トレから、走り込みをメーンに体力強化に務めてきた。「ちょっと力みました」というブルペン投球では、バランスを崩してストレートが高めに抜けるシーンも目立った。しかし、そのあたりは時が解決してくれるだろう。

 本人の理想は「誰が見てもすごいと思うボールを投げる投手」。例えばチームの先輩・岸孝之のストレートのように初見の人でも度肝を抜かれるような剛球を持つ投手だ。

「打者が分かっていても打たれないボール。狙っていても、ファウルが取れたり、空振りが奪えたりするストレートが投げたいですね」

初日からブルペンに入り、力強いピッチングを見せた高橋光



 今季、西武の先発投手陣争いは激化の一途をたどっているが、高橋光がその一角を務めることができれば非常に大きい。「やっぱり一流の選手はすごい」とあらためて、一軍クラスのオーラにも刺激を受けているが、若き力の爆発は、何よりもチームを推進させる力になるはずだ。背番号17が進む未来。それがチームの命運をも握る。
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