日本で誰もが認める実績を上げ、海を渡った男たちが失意とともに帰ってきた。もうこれ以上、屈辱を重ねるわけにはいかない。プライドを懸けた戦いに挑む。 阪神・藤川球児 初日からさすがの貫録。抑え起用の可能性も大
阪神復帰が決まってから、ほぼ休みなしで2月1日を迎えた
藤川球児。初日から体調の良さを見せつけた。ブルペンに入り捕手を座らせ80球。カーブ、チェンジアップを交えながらホームベースの両サイド低めを丁寧につきながらスピンの掛かったボールを投げ込んだ。
先発の体力があれば中継ぎ、抑えに起用しても対応できるという理由で、
金本知憲監督からは、先発でいけるように調整の指令が出ていた。その言葉を受けるようにノーワインドアップも試した。「(内容は)特に普通です。野球が楽しいなと思っている。楽しみながらケガのないようにやっていきたい」と藤川本人はマイペース調整を強調した。
初日には、ほぼ全員がマウンドに上がったが「一番回転のいいボールを投げていた。やっぱりモノが違うというか。中継ぎでも後ろのほうの順番を任せられるかなと。先発で準備してもらっているけど」と金本監督も考えをあらためることを示唆するほど。
マテオ、ドリスというクローザー候補を獲得したが、日本通算220セーブという実績を持つ元守護神の順調な仕上がりぶりを見ると、金本監督もしっかりとしたチームプランが立てやすくなったはずだ。藤川の後ろ姿を見る若手たちのいいお手本にもなる。藤川が開幕まで元気であり続ければ、投手陣への相乗効果は計り知れない。
ソフトバンク・和田毅 激しい競争の中で順調に調整を進める
5年ぶりに日本球界に復帰した
ソフトバンク・
和田毅が順調に調整を進めている・・・
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