3月25日の2016年プロ野球開幕戦は約20万人のファンが6つの球場に詰めかけ、華やかに開幕を飾った。ここではその開幕戦で起こったグラウンド内外でのさまざまな「こぼれ話」を紹介しよう。写真=BBM こぼれ話・野球ファン編 羽根茂さん(42歳)オリックスファン
「前日の18時に抽選があって、そこで最前列が取れました!16時開門の30分前(15時30分)に、前日に引いた番号の順に並ぶんですよ。だから今日は全然、並んでいません。クジ運ですね(笑)。開幕戦は昨年も来ましたし、年間40試合は応援に来ています。関東の試合しか観戦できないので、2年続けて西武プリンスでの開幕戦はうれしいですが、寒いのがちょっと……(笑)。だから、防寒はバッチリです!開幕にワクワクしています!」
こぼれ話・野球ファン編 上田悟さん(64歳)ロッテファン

ロッテ対日本ハム@QVCマリン一塁側Dゲート。上田さん[右]と観戦仲間の皆さん
「前日にはもう、何人か交代で並んでいました。開幕戦だけでなく、ほとんど全試合に来ています。仕事はリタイアしているので、これが仕事みたいなものです(笑)。好きな座席は一塁側のバックネットに近いほう。そこに座っていると、年に一つか二つはファウルボールが拾えるんですよ。もともと野球が好きだったのですが、ロッテファンになったのは10年ほど前に千葉に引っ越してから。野球はロッテ、サッカーはジェフです。もちろん選手は応援していますが、誰か個人というわけでなく、チーム全体が好きですね。今年はピッチャー次第でAクラスに入ってくれると思っています」
こぼれ話・球場関係者編 楽天Koboスタジアム宮城 グラウンドキーパー東北ニッソーサービス株式会社グラウンド管理担当マネジャー向井士郎さん
「友人に誘われたのがきっかけで、明治神宮野球場でグラウンド整備のアルバイトを始めたのが19歳のときでした」。キャリア30年の大ベテラン。2005年、
楽天の球団立ち上げと同時に現在の楽天Koboスタジアム宮城に配属され、11年が経過した。そして16年、グラウンドは大きく生まれ変わった。「今まで、整備する部分は各塁の周辺だけでしたが、土の部分が増えた分、より神経を使うようになりました」。
グラウンド整備で心がけていることは、山を作らない、トンボで筋を残さない、そして・・・
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