内野の要である遊撃のポジションを獲得したのは、ドラフト3位ルーキーだった。つながる楽天打線の一角を担う茂木栄五郎は、ハツラツとしたプレーを続けている。チーム内におけるファンの注目度はオコエ瑠偉に譲るものの、実力派の22歳からも目が離せない。 取材・構成=富田庸、写真=大賀章好 
インタビューではハキハキとした受け答えで新人らしさを見せたが、言葉の端々からは意志の強さが感じられた
慣れない守備位置で大きなチャレンジ
開幕スタメン、ポジションはショート。打撃力を買われての起用だけに、課題は守備力だと言われる。慣れない天然芝でのプレーに戸惑いながらも、大卒ルーキーは向上心を持ちながら、日々技術を磨いている。 ――4月1日の
西武戦(Koboスタ宮城)では2点リードの9回、一死一、二塁という長打を許せば同点というピンチで、自ら二塁ベース付近に来た緩いゴロをさばき、ダブルプレーにより試合を終わらせました。
茂木 プレッシャーのかかる場面でしたね。ただ、難しい打球ではなかったので、とにかく落ち着こうと。僕自身は捕って(二塁手の)藤田(一也)さんに渡すだけ、とシンプルに考えていました。最悪、1つアウトにできればいいと思っていましたので。
――早大時代は主にサードを守っていましたが、プロに入ってからショートを任されています。大きなチャレンジになりますね。
茂木 正直、常に緊張の連続といいますか・・・
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