文・長谷川晶一[ノンフィクション作家] 少年の日の高揚感は今でも…… はやる気持ちに、自分の足がうまく追いつかない。前につんのめりながら、何度も転びそうになりながら、息せき切って階段を駆け上がり、踊り場まで来ると一気に視界が開ける。大きな月が浮かぶ夏の夜空に映える鮮やかなグリーンと、巨大な照明塔のカクテ…