ポジション同様、決して派手な表現が多いわけではないが、深い含蓄を感じる言葉が多い。ここでは歴代名捕手たちの“名言“を拾い集めてみる。 野村克也「生涯一捕手」
言葉すべてが“名言”とも言えるのが、ノムさんこと、
野村克也だ。監督として、「野球に革命を起こそう」(南海時代、
江夏豊を抑えに転向させる際の口説き文句)、「ID野球」(
ヤクルト時代)など、まさにコピーライターばりに名言を残しているが、選手時代で一番有名なのは75年600号本塁打を放った際の「王、長嶋はひまわり、俺は月見草」だろう。ただ、これは打者野村が色濃い。したがって南海を追われた後、現役にこだわり
ロッテに移籍した際の「生涯一捕手」を選んだ。
ほかにも、いわゆる弱者の兵法に基づく「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」など、おそらくは力の劣る投手陣をリードしてきた「捕手野村」がベースになる「監督野村」の名言は枚挙に暇がない。
なお、打席の打者に対する「●●ちゃんは美人らしいな」などの“ささやき”、さらに試合後、記者たちにボソボソと話す“ボヤキ”の中にも名言は多いが、挙げていくときりがないので、一応、オフレコ扱いとしておこう。
古田敦也「ふだんはウソはつかない。野球に関しては人をだます」
今回、冒頭でもインタビューで登場いただいた名捕手・・・
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