いよいよ後半戦がスタート。セは広島、パはソフトバンクが独走を続けているが、果たして、他チームの逆転の可能性はあるのか、ないのか。解説者10人に順位予想の“ファイナルアンサー”を尋ねた。 衣笠祥雄「広島以外のチームは奮起を!」

きぬがさ・さちお●65年広島入団。山本浩二とともに主力打者として黄金時代に活躍。87年に引退するまで2215試合連続出場の大記録を持つ
[セ・リーグ] 1.広島
2.
巨人 3.
ヤクルト 4.
DeNA 5.
中日 6.
阪神 [パ・リーグ] 1.ソフトバンク
2.
日本ハム 3.
ロッテ 4.
西武 5.
オリックス 6.
楽天 セ・リーグは広島を追いかけるチームがありません。シーズン当初、投手が落ち着かない時期は打線がカバーし、打線の状態が落ちてきたら投手が頑張った。広島はいい戦いを繰り広げていることは確かですが、ほかの5チームはちょっと情けない。故障者も多くて、ファンが満足する野球ができていません。ミスも頻発して、「今日は負けたけど、明日につながる」とファンが思えない。後半戦からは広島以外のチームには、しっかりとした野球を提供してもらいたいです。
パ・リーグもやはり戦力が豊富なソフトバンクがこのまま首位を譲らないでしょう。試合数は同じですが負け数は日本ハムのほうが8つ多い。実質10ゲームくらい離れていると考えるべきですから。
ただ、日本ハムは
有原航平、
大谷翔平と先発に強力な2枚看板がいる。連勝の反動はあるかもしれませんが、この心強い存在が2位の座をつかむ原動力になるはずです。AクラスとBクラスの差も離れ過ぎており、ロッテも3位以下に落ちることはない。残念なのは西武。スキのない野球を繰り広げていた時代を知っている身だけに、特に守備でミスが多いのが気になります。

注目選手=藤浪晋太郎[阪神]「セのエースになれる存在。一人の打者をアウトにすることに執念を燃やしてほしい」
江本孟紀「日本ハムにもまだ逆転の可能性はある」
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