史上初の2年連続トリプル3が期待された山田哲人(ヤクルト)だが、今年は、その期待を大きく“超える”可能性が出てきた。「三冠王+盗塁王」。劇画の世界のような快挙は実現するのか──。 トリプル3を超えた史上初の快挙へ

この男、どこまで進化するのか
タイトルや数字の目標を尋ねても、答えは決まっている。
「意識?してないです」
口数が多いタイプではないが、そのプレー、記録からも、彼の中にある強い“責任感”が伝わってくる。
2014年にスタメンに定着すると、いきなり193安打でリーグ最多安打に輝く。続く15年は打率.329、38本塁打、100打点、34盗塁で、本塁打王と“トリプルスリー”に。今季は当然、2年連続トリプルスリーの期待がかかったが、山田の進化は、そこに留まらなかった。
一つギアが上がったのが、6月だ。月間打率.346、10本塁打、28打点。これは四番に座ったことも大きい。四番での打率は.438。責任感の強さが数字を上昇気流に乗せた。
打率の傾向から見ていこう。興味深いのが、対
巨人で・・・
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