1985年12月9日号掲載記事 
自らの初志を貫き、早稲田受験をやめ、巨人入りを決意した桑田真澄は、ときおり笑顔をみせながら高木部長と記者会見した
桑田真澄投手の会見から
東京・港区にある日本鋼管の「高輪クラブ」で『巨人入り』を決定した桑田は23日午後7時30分から、PL学園・高木部長と記者会見に応じ、ドラフト後の経緯、早大受験断念→巨人入団への真相を語った。
──長い話し合いでしたが…。
高本部長 早稲田を受験するつもりでしたが、到着してから桑田くんから心の中を打ち明けられた。明日の早稲田受験は中止いたします。試験は受けません。
──それは本人の決断なんですか。
桑田 まあ、自分の初志を貫徹したということです。巨人1位だったら入ると考えていたし、それ以外だったら早稲田と決めていました。いつまでもモヤモヤした気持ちよりスッキリしたかった。早稲田の人たちからもそんな気持ちなら、受けてもらっては困るといわれたので、「すみませんでした」と頭を下げました。
──それはいつごろ決めたのか。
桑田 今春のセンバツが終わってから、自分で考えた結果です。
──進学と言い続けてきました。公然とウソをついていたということですか・・・
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