大学日本一へ導いた3拍子

ネクストサークルで体をほぐす際の跳躍力はまさに、生粋のアスリート。この体のバネが攻守走において、高い能力を発揮するエンジンとなる/取材・文=大平明、写真=田中慎一郎
スピード感あふれるプレーぶりで、ドラフト1位候補にも挙がる
吉川尚輝。岐阜県リーグでは3度の盗塁王を獲得。また、プロのスカウト陣もうならせる遊撃手の守備は一級品だ。「スムーズに流れるような守備が自分のスタイル」と吉川本人は話しているが、俊敏な反応からバックハンドだろうがグラブトスだろうが早くボールに追いつき、早く送球する点は大学の先輩でもある
菊池涼介(
広島)に通じるところが感じられる。
打撃面でも、今春は自身2度目となるリーグ首位打者に輝いた。
「逆方向を意識して、しっかりミートできました。冬のウエート・トレーニングで敏捷性を落とさないように気をつけながら体を大きくしたのですが、これまでより動きがシャープになって内角のボールも払って打てるようになったと感じています」
こうしてヒットを量産した吉川は大学選手権で日本一、侍ジャパン大学代表にも選出された・・・
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