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2016日本シリーズ総決算

2016日本シリーズ第2戦レポート 足を使い日本ハム守備陣をかく乱田中広輔の神技スライディングで広島2連勝。好発進!

 


1対1で迎えた6回。無死二塁から菊池のバスターが決まり、二塁走者・田中がアウトのタイミングでホームへ。しかし神技スライディングで捕手・大野のタッチをかいくぐりホームイン。リプレー検証でセーフとなった


 三塁ベースを蹴った田中広輔の視界にあったのは真っ白なホームベースだけだった。左翼手・西川遥輝からのダイレクト返球を受けた捕手・大野奨太が振り向きざまに必死にミットを伸ばすと同時、田中は頭から滑り込む。「とにかく一生懸命走っていた。感覚的には手のほうが先だった」

 土煙が立ち込める中、審判の右手が上がった。判定はアウト。しかしすぐさま緒方孝市監督がグラウンドへ。抗議を受けた審判団はリプレー検証に入り、約5分間の中断を経て丹波幸一責任審判がマイクを握ると、3万人を超えるファンはかたずをのんで聞き入った。「リプレー映像検証の結果、田中選手の手が先に本塁に触れていますので得点として、ノーアウトランナーセカンドで試合を再開します」

 球場に響き渡る大歓声。ベンチの田中はガッツポーズをつくって雄叫びを上げた。

 テンポ良く投げ込む日本ハム先発の増井浩俊を打ちあぐね、5回までわずか3安打。田中は初回、3回を先頭打者で迎えたが、ともに内野ゴロに抑えられていた。「先頭でなかなか出塁できていなかったし、(野村)祐輔が頑張って投げてくれていたので何とかいい形で、1点は取りたいと思っていました。逆方向にしっかり打ち返そうという気持ちで打席に入りました」

 チャンピオンチームで不動のトップバッターを張った意地があった。6回、3度目の正直で増井の135�船好肇譟璽箸鮑戸秬�へ弾き返して二塁打に。続く菊池涼介がバスターで左前へ弾き返すと、GOの判断を河田雄祐三塁コーチに任せてひたすらに激走した。

 微妙なタイミングだったために判定に従い一度ベンチに戻ったが、モニターで映像を確認したチームメートは一様に「セーフ!」の声をあげた。その言葉はすぐに現実のものとなった。

 初戦の重盗に引き続き、この日も・・・

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