今季はセ・リーグ、パ・リーグ合わせて858試合、そしてポストシーズンは20試合が行われた。試合の数だけドラマはあるが、ユニフォームを着て戦っている一投一打に情熱を燃やす者にはそれぞれ忘れられない一戦がある。12球団の選手、コーチ、裏方38人に聞いた、忘れられない、この一戦――。 写真=BBM 其の一

【評】2点のリードを許した3回に中村奨吾の2ランで同点に。再びリードを許すも7回に井上晴哉がソロを放ち再び同点にすると、9回にはデスパイネのソロで勝ち越し。計3発の一発攻勢で接戦を制した
井上晴哉内野手 「ヤフオクドームで逆転勝ちした試合ですね。しかも全得点がホームランだったので、よく覚えています。中村(中村奨吾)が2ランで同点に追いついて、また1点リードされてから、僕がソロで追いついて、最後にデスパ(デスパイネ)が
サファテから決勝ソロを打って勝ったんです。中村と僕が打ったのも千賀(
千賀滉大)からですからね」
其の二
■7月30日=QVCマリン
ロッテ 4-5
楽天 西野勇士投手 「
アマダーに同点本塁打を打たれた7月30日の楽天戦です。右ヒジ痛で二軍に落ちるって試合前に決まっていたんですけど、9回にセーブ機会がやってきて、つい『行きます』って言って同点2ランを打たれました。自己主張は大事だけど、万全じゃないのに自分から行くっていうのはエゴでした。悔しい試合しか覚えていないシーズンでした」
其の三
■9月25日=QVCマリン
ロッテ 0-2
オリックス 細谷圭内野手 「1試合挙げるとしたら、
サブローさんの引退試合だった9月25日のオリックス戦ですね。自分が打った試合よりも印象に残っています。11年間サブローさんを見てきたし、本当にマリーンズ愛が強くて、セレモニーで言っていた“千葉ロッテマリーンズを日本一の球団にする”っていう言葉からもサブローさんのマリーンズ愛が伝わりました」