2017年、日本球界はこうなる。いやいや、こうなってほしい!編集部が用意したのは8プラス1本のストーリー。実現困難?ダメダメ、あきらめちゃいけない。プロ野球は夢を売る商売なんだから。新年号ということで、これらを初夢に見立てて紹介してみたい。※話はフィクション。大部分に妄想が含まれています。 イラスト=横山英史 次は三刀流だ!日本ハム・大谷翔平が開く禁断の扉

投げて打つだけはもう古い?大谷はさらなる進化を遂げようとしている
プロ5年目となった2017年、
日本ハム・
大谷翔平がさらに前人未踏の領域へと足を踏み入れた。「二刀流」を推進してきた
栗山英樹監督は、新たなプランをついに披露した。17年1月、「翔平を守らせる。オレはもう、三刀流じゃないと納得しない」と、高らかに宣言したのだ。
これまでは故障因子を排除する狙いで、野手での起用はDHを軸にしてきた。ルーキーイヤーに守備で負傷離脱もしたことで、いわば「封印」されてきている一手だ。
迎えた17年、オフに鋼鉄の肉体を作り上げた大谷は、開幕戦に「六番・投手」として登場。投げては毎回の15奪三振、打っては初打席本塁打。見事な完封勝利を飾った。
そして栗山監督の想像を凌駕したのは翌日のこと。練習前、大谷は栗山監督に「行きましょうか」と涼しい顔で先発出場を提案。「三番・右翼」で出場すると、3安打2盗塁。守備でも右中間深くの大飛球をスーパーキャッチ!バットだけでなく、守備と走塁でもチームをけん引した。自らの手で禁断の扉を開けた大谷。「翔平にこんな男気があるなんて……」。大谷を抱きしめ、そのユニフォームで涙を拭う指揮官だった。
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