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2017センバツ特集

21世紀枠・不来方高チームルポ 春を待つ10+3人

 

史上最少の選手10人で聖地に挑む。昨秋の岩手県大会で準優勝に輝き、東北大会は初戦敗退も、青森の強豪・八戸学院光星高に0対2と善戦。躍進を果たした不来方高の21世紀枠での出場が決まった。そんな彼らがセンバツを前に練習を行う放課後に、同校を訪ねた。
取材・文=鶴田成秀、写真=平山耕一

センバツへ向けて決意を新たにする不来方ナイン。取材日は吉田圭太一塁手が欠席で、9人での練習も活気に溢れていた


注目されるからこそ“アピール”する


 チャイムが鳴ると、生徒たちが一斉に校舎から出てくる。10人(取材日は1人欠席)の選手たちは部室で着替えを済ませ、練習を開始。とはいえ、グラウンドは雪が残り、練習スペースも時間も限られる。2組に分かれ、始まった練習は素振りとウエート・トレーニングだ。30分でメニューを交代し、約1時間で練習は終了。これが日常の情景だ。

「いつもこの練習ですね。雪が積もり始める11月からはボールを使った練習はできなくなりますから」

グラウンドにはいまだ雪が残り、練習スペースは限られる。それでも、ナインはウエート・トレーニングや素振りなど、限られた練習スペースで汗を流す


 小山健人監督はそう話すも、決してハンディだとは思っていない。練習をこなすナインは懸命にバットを振る。「少ない人数、限られた場所でもできることはある」と小比類巻圭汰主将が話すように、ウエート・トレーニングでは各自が目標意識を高められるように月に1回、測定を実施し、モチベーションを高める。ただ、周囲の注目は“少人数”。それは、ナインたちも承知のうえだ。菊池康太捕手が力を込めて言う。

「だからこそ、少ない人数でも・・・

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