
1992.7.16生/25歳/180cm76kg/右右/写真=小山真司
WBCの1次ラウンドでは、3試合でわずか2安打。2次ラウンド初戦のオランダ戦[東京ドーム]でも、全6打席のうち唯一安打を放ったのが第2打席だった。それでも、3試合ぶりに「一番」に戻った3月14日のキューバ戦[同]では、これまでのうっ憤を晴らすかのように打ちまくった。初回に本塁打を放つと、次の打席も二塁打。そして8回には勝ち越した直後にダメ押しの2ラン。続くイスラエル戦[同]でも2安打の活躍を見せ、侍ジャパンの斬り込み隊長として、存分に力を発揮している。
世界最高峰の戦いを経て、どんな打者としてアメリカから帰ってくるのだろうか。2017年シーズンに目指すのは、3年連続トリプルスリーという偉業となる。2年連続ですら、80年の歴史を誇るプロ野球の長い歴史の中で、誰も達成したことのなかった前人未到の大記録である。
記録を残すたびに、その発言内容も微妙に変化してきた。11年にドラフト1位で
ヤクルト入団。球団が
斎藤佑樹(
日本ハム)、
塩見貴洋(
楽天)を指名した末の“外れ外れ1位”だった。それでも、若き才能はたちまち開花する。12年に初打席初安打をマークすると、13年には二塁手に定着した。そして、14年に日本人右打者の最多安打記録を塗り替える193安打を放つ。その際のコメントは「1年だけじゃダメ・・・
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